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「これほどひどい納まりは、見たことがない」。雨仕舞いのルールを無視した納まりに、雨漏り調査のベテランである筆者も呆れるばかり。一体、どんな納まりだったのか。(日経ホームビルダー)

 外観の意匠は悪くないが、雨仕舞いの基本は全くできていない。長年、雨漏り修理を手掛けていると、そんな住宅にぶつかることがある。今回紹介するのは、まさにその典型的な事例である。

 愛知県内に立つ築11年の3階建ての戸建て住宅で、深刻な雨漏り被害が見つかった。1階は鉄筋コンクリート(RC)造、2階と3階は木造の混構造である〔写真1〕。

〔写真1〕常識から逸脱した納まりが雨漏りを招く
〔写真1〕常識から逸脱した納まりが雨漏りを招く
愛知県に立つ築11年の3階建ての戸建て住宅。1階はRC造、2階と3階は木造の混構造だったが、3階のバルコニーと掃き出し窓の取り合い部で雨漏りが発生。筆者は、19年1月から5月にかけて雨漏りの原因調査と補修工事を実施した(写真:第一浜名建装)
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 雨水が浸入したのは、3階のバルコニーと掃き出し窓との取り合い部付近だったが、筆者が2019年1月から雨漏り調査を始めたところ、外壁面などほかの部位からの浸水も見つかった。この住宅のずさんな雨仕舞いには呆れるばかりだった。

 今号では雨仕舞い上の問題点を具体的に指摘し、次号で補修の考え方と工事の流れを説明する。