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シート張り事業者の仲介を開始

 千葉県は、被災者のブルーシート張りニーズが大量に存在する状況に対応するため、職人のマッチングサービスを手掛けるユニオンテック(東京都新宿区)にブルーシート張り事業者の手配業務を委託した。ブルーシートを有償で施工する事業者を、希望する県民に仲介する事業だ〔図3〕。出張工事で発生する事業者の旅費と滞在費を県が持つことで、費用負担を抑える。さらに、ユニオンテックが信頼できると判断した事業者を仲介する点がポイントだ。10月15日の朝から受け付けを開始し、その日のうちに依頼件数が175件に達した。

〔図3〕ブルーシートの施工事業者を仲介
〔図3〕ブルーシートの施工事業者を仲介
千葉県とユニオンテックが2019年10月15日に始めたブルーシート張りによる家屋補修支援事業に関する説明資料の一部。事業者は現地を調査して依頼者に見積もりを提示し、依頼者が納得した金額と仕様で契約して施工する。ブルーシートを新規に張るだけでなく、張り直し依頼にも応じる(資料:ユニオンテック)
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 ブルーシート張りの新たな依頼窓口が創設されたことは、被災者に朗報だ。その一方で、ブルーシート張りをこれまで手掛けてきたボランティアや地元の施工会社からは、不安の声も上がっている。ユニオンテックの説明資料が、具体的な標準仕様なしに面積別の参考価格を「25m2までは5万円、40m2までは8万円」と記しているからだ。さらに、「ブルーシートが剥がれてしまった場合の保証はない」とも書かれている。

 ユニオンテックの経営企画室で広報を担当する水間藍子氏は、「参考金額は目安にすぎず、その都度、適する施工方法で見積もる。基本的にUV仕様の土のう袋と#3000タイプのブルーシートを使用する。損壊の程度が大きい場合は、木材などを適宜利用して施工する」と説明。剥がれた原因が明らかに仲介した施工会社の“瑕疵”によるものなら対応するという。

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