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 写真やイラスト、文字などでスクラップブックに理想の空間のイメージを自由にまとめてもらう。i+i設計事務所を主宰する飯塚豊氏が建て主の要望を抽出するときに使う手法だ。チェック項目を列記したような要望書はいっさい使わない〔写真12〕。

〔写真1〕建て主のイメージはスクラップで
〔写真1〕建て主のイメージはスクラップで
建て主には、写真やイラスト、文字などでスクラップブックに理想の空間のイメージを自由にまとめてもらう。チェック項目を列記したような要望書などはいっさい使わないという(写真:日経ホームビルダー)
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〔写真2〕「使い勝手」だけでなく魅力も
〔写真2〕「使い勝手」だけでなく魅力も
i+i設計事務所を主宰する飯塚豊氏。「間取りは使い勝手ももちろん大切だが、それを満たすだけでは魅力的な住宅にはならない」(飯塚氏)。主な著書に「間取りの方程式」(エクスナレッジ)(写真:日経ホームビルダー)
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 スクラップブックでは、どうしたくないかではなく、どうしたいのかを強調してもらう。目指すのは、使い勝手の悪い家をつくらないことではなく、魅力的な家をつくること。「建て主の暮らしぶりに合わない間取りが、一番の失敗だ」と飯塚氏は言う。

 スクラップブックからは、建て主の趣味や好みだけでなく、性格も分かる。例えば、レイアウトや文字、写真の撮り方を見れば、整理が得意な人かどうかも推測できる。そうした情報が、収納スペースの位置や量などを検討する際の参考にもなる。