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 ベタ基礎は、床下の土を鉄筋コンクリートの底盤で覆うので、シロアリの入り込む余地がないように思える。しかし、シロアリはわずかな隙間をかいくぐって侵入する。

 その典型的な侵入経路が、基礎の立ち上がりの打設に用いる型枠用セパレーター金物(以下、セパレーター)に沿った穴だ〔図1〕。

〔図1〕セパレーターの貫通孔から侵入
〔図1〕セパレーターの貫通孔から侵入
基礎の立ち上がりの打設に使うセパレーターの貫通孔からシロアリが侵入。回避するには、長さ半分の「半セパ」を使って屋内側だけにセパレーターを設置する(右下の図)(写真:テオリアハウスクリニック、右上は近江戸 征介、右下は東海建商、資料:取材を基に日経ホームビルダーが作成)
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 通常、ベタ基礎の施工では、まず底盤を打設後、セパレーターを打ち継ぎ部分にセットし、型枠を組んでコンクリートを打ち込む。打ち継ぎ部のセパレーターは打設後に取り外せないのでそのまま残る。そのため、セパレーターに沿って貫通した穴が残り、シロアリの侵入経路になりやすい。

 侵入を防ぐには、長さが通常の半分の「半セパ」と呼ばれる製品を使うとよい(図1の下図)。これを活用して、屋内側の型枠だけにセパレーターを設置する。施工時には、まず外周に底盤と立ち上がりを兼用する型枠を配置する。そして、屋内側の立ち上がりの型枠を取り付ける際に半セパを設ける。こうすれば屋外側と屋内側を貫通する穴ができない。