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 シロアリが通過できる隙間は1mm前後。それより小さな隙間には侵入できない。そこで、網の目が1mmより小さいステンレス製金網を張り巡らし、物理的にシロアリの侵入を防ぐ工法がある。ターミメッシュジャパン(大阪市)が販売するターミメッシュ・システムだ。

 ステンレス材SUS316をベースに防錆性を高めた線材を使用。現場にはロール状の製品を搬入し、現場で必要な長さに切って加工する

 愛知県豊橋市の住宅会社、サーラ住宅では、同社が手掛ける新築の注文住宅にターミメッシュ・システムを標準仕様として採用している。施工箇所は、コンクリートの打ち継ぎ目や配管まわりなどだ。

 例えば、玄関まわりに施工する際は、玄関の土間コンクリートに接する基礎の側面に、ターミメッシュを垂直に張り上げ、途中で水平方向に100mmほど折り曲げる〔写真1〕。この折り曲げた部分は「蟻返し」と呼ばれ、基礎と土間コンクリートの隙間から上がってきたシロアリを阻止する役割を担う。

〔写真1〕蟻返しでシロアリの侵入を阻止
〔写真1〕蟻返しでシロアリの侵入を阻止
ステンレス金網が水平方向に100mmほど張り出している(赤枠部分)。この部分が「蟻返し」。基礎と土間コンクリートの隙間から上がるシロアリを阻止する(写真:サーラ住宅)
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 配管まわりに施工するときは、配管の周囲をターミメッシュで同心円状に取り囲み、上から専用のモルタルを塗布して固着する〔写真2〕。

〔写真2〕配管まわりは同心円状に施工
〔写真2〕配管まわりは同心円状に施工
配管まわりの施工。左が施工前で右が施工後。配管のまわりをターミメッシュで取り囲み、専用モルタルで固着する(写真:サーラ住宅)
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 サーラ住宅の工事監理業務などを担うサーラハウスサポートの太田健一郎・豊橋営業所長は「重要なのは施工精度の管理。シロアリの進入路になりそうな場所に金網を取り付ける際、ミリ単位の細かい精度が要求される。そのため、外部に委託せず社内で専任の担当者を決めて施工に当たっている」と話す。