新次元! 雨漏り対策
目次
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柱寸法の不ぞろいが根本原因
120mm角の通し柱を採用しながら、間柱の厚さ(壁厚方向)は105mm。この不ぞろいが、通気層内の雨水の流れを阻害し、雨漏りを招く一因になった。そのメカニズムを解説する。(日経ホームビルダー)
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唐草板金の継ぎ目から浸水
雨漏りが発生したのは、金属屋根でふいた片流れ屋根の軒ゼロ住宅。引き渡しから2年でトラブルに見舞われた。棟の唐草板金のわずかな隙間から雨水が浸入した。
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「縁切り」を怠り深刻な雨漏り
スレート瓦を塗装する際には、上下の瓦の重ね目を塞いだ塗膜を切断する「縁切り」が必要だ。これを怠ったばかりに重大な雨漏りトラブルを招いた事例を紹介する。
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セメント瓦の軒先から浸水
雨仕舞いの基本は、雨水を速やかに排出すること。ここではセメント瓦の下に浸入した雨水が軒先の化粧破風板にせき止められて出口を失い、室内の雨漏りを招いた事例を紹介する。(日経ホームビルダー)
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手すりの根元から雨水が浸入
鉄骨造3階建ての住宅で、陸屋根のパラペットに設けた手すりの根元から雨水が浸入。雨水は手すりを留め付ける固定金具のビスを伝って壁の内部へ入り込み、室内での雨漏りを招いた。
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防水テープの未施工が命取り
開口部まわりの防水紙の納め方は、雨仕舞いの勘所。今回の住宅では、防水紙とサッシのつばを接着する防水テープを施工していなかった。この欠陥施工が15年も続く雨漏りの原因になった。
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屋根の踏み割れが雨漏り招く
スレート屋根に生じた踏み割れから雨水が浸入。雨水は防水紙のくぎ穴を経由して野地板に溜まり、腐朽菌が繁殖して大きな穴が開いた。厄介な踏み割れをどう防げばよいのか。(日経ホームビルダー)
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棟部の排気を怠り結露招く
「雨漏りじゃない、結露だ」。屋根断熱では、「軒先の吸気口」「通気層」「棟部の排気口」の3つが結露防止の必須条件。棟部の排気口を設けなかったばかりに、深刻な結露被害を招いた事例を紹介する。(日経ホームビルダー)
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片流れ屋根で雨漏り被害
片流れ屋根は雨漏りを招きやすい。雨漏りトラブルを屋根の形状別に分類すると、全体の7割以上を片流れ屋根が占める。その理由と対策を筆者が実例に即して解説する。(日経ホームビルダー)
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簡便な補修で瓦の飛散を防止
ここ数年、大型台風による屋根の飛散被害が相次いでいる。講師は「被害調査数の約7割が、棟部に構造的な弱点を抱えた日本瓦だった。台風の襲来に備えて弱点を補強しておく必要がある」と指摘する。(日経ホームビルダー)
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大量結露で野地板びっしょり
住まい手が小屋裏に入ると、びっしょり濡れた野地板から水が滴り落ちてきた。原因は小屋裏の換気不足。完全に密閉された空間で、充満した湿気が大量の結露を引き起こした。
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知らなかった軒ゼロの危うさ
都市部に立つ築7年の木造住宅で雨漏りが発生。雨漏りリスクが高いとされる典型的な「軒ゼロ住宅」だった。しかし、住まい手はそのリスクを知らされていなかった。(日経ホームビルダー)
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雨仕舞いの新たな3大問題
今号から雨漏り連載は、装いを新たに再スタートする。講師を務めるのは屋根工事会社、神清の神谷昭範常務。昨今の雨漏りトラブルの傾向を分析したうえで、新たな対策を指南する。(日経ホームビルダー)