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(イラスト:高松 啓二)
(イラスト:高松 啓二)

 6年前、筆者は「不動産の落とし穴にハマるな!」(かんき出版)というタイトルの一般消費者向けの書籍を執筆した。

 原稿を書きながら、ふと気になったことがある。そもそも、お客様はどの段階で家の購入を決断するのだろうか。ネットやチラシで物件情報を目にした時か、それとも現地で物件を見ている最中か。あるいは物件を見終わって数日たってからか。

 筆者の経験では、物件を見ている最中か、見終わった直後に購入を決めるお客様が多いと感じている。だが、確かなデータを持っていたわけではない。「この際、きちんと定量的なデータを取った方がよい」と思い立ち、実際に調べてみることにした。

 戸建て住宅やマンションなどを購入した1000組のお客様を対象に、「購入を決めたのはどの時点か?」と質問した。調査は2014年1月に楽天リサーチを利用してインターネット上で実施した。その結果、過半数の56.5%が「物件を見ている最中か、見終わったすぐ後」と回答。これに「物件を見る前か、ネットやチラシで物件情報を確認した時」と回答した13.1%を合わせると、全体の約7割が物件を見終えるまでに購入を決断していた。筆者の予想通りの結果だった。