住宅の契約やトラブル対応に密接に関わる改正民法が2020年4月1日に施行した。「瑕疵」という文言が「契約不適合」に変わり、これまで以上に契約内容の重要度が高くなる。トラブルの解決プロセスや住宅会社の責任期間など、実務に直結する変更点も多い。改正民法のポイントを整理するとともに、各団体が改訂した契約約款の内容を紹介する。

CONTENTS

改正民法のポイント解説
「瑕疵」から「契約不適合」に

 請負契約
 完成後も契約解除が可能に
 責任期間
 引き渡しから原則10年で時効
 債権譲渡
  約款で制限しても譲渡は有効
 保証
 限度額のない個人保証は無効
 法定利率
 5%固定が当初3%の変動制に

契約約款を使いこなせ
各団体が改訂版を続々公表

 民間工事標準請負契約約款(乙)
 木造は引き渡しから2年に
 民間(七会)連合協定工事請負契約約款
 小規模用は建て主に配慮
 住宅リフォーム工事請負契約約款
 新築との整合性を意識
 匠総合法律事務所のモデル契約約款
 「数量」も契約不適合の対象