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 4種類の断熱材の蟻害を調べた実験では、せん孔の程度に大きな差が出た〔図1〕。はっきりとせん孔の形跡が残ったのは、ポリスチレンフォームと発泡ウレタン。シロアリはこれらの断熱材に容赦なく穴を開け、内部を通過した。断熱材の側面には、多数の蟻道を形成した。

〔図1〕ポリスチレンフォームや発泡ウレタンで多数のせん孔
〔図1〕ポリスチレンフォームや発泡ウレタンで多数のせん孔
(写真:日経ホームビルダー)
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 一方、グラスウールはほとんど変化がなかった。シロアリがグラスウールをせん孔した形跡はなく、試験体上部の紙ウエスに留まったままだった。蟻道も全く見られなかった。

 衝撃的だったのがセルローズファイバー。試験を開始した数日後、シロアリがほぼ死滅した。試験体上部の紙ウエスで、大量のシロアリが死んでいた。断熱材は貫通されることなくそのまま残り、蟻道も形成されなかった。