外壁通気工法には、縦胴縁の窓まわりや横胴縁に3cm以上の隙間を設ける規定がある。水平部材の窓や横胴縁は通気の邪魔になり、壁内結露につながる恐れがあるからだ。だが、3cm以上の隙間を設けていても壁内結露を招くという、この規定の有効性が疑われるトラブルが発生している。日経ホームビルダーは専門家の協力を得て、「3cmの隙間」の有効性を実大の試験体で検証した。

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 トラブル事例と実験方法 「3cmの隙間」でも通気不良 
 規定通りの方法で通気は十分か? 空気の横移動は難しい 

規定通りの方法で乾燥するか? たまった湿気を建材が吸収
空気の動きを可視化する 横胴縁は風が入らない
実験のまとめ 隙間の抵抗と配置を工夫