日本住宅保証検査機構(JIO)によると、戸建て住宅で瑕疵保険の支払い対象になった構造耐力上主要な部分の不具合のうち、基礎に関するものは65.9%に達し、上部構造を上回っている。3割は構造クラックなど、地盤の不同沈下を伴わない基礎自体の不具合だ。「構造的に強くしたい」「床下の通風性能を向上させたい」「コストや工期を縮小したい」など、要求水準が高まるなか、これまで指摘されてきた多くの弱点を設計や施工の工夫で克服しようとする意欲的な取り組みを紹介する。

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瑕疵保険の支払い対象となった構造的な不具合の3割が「基礎のひび割れ」
瑕疵保険の支払い対象となった構造的な不具合の3割が「基礎のひび割れ」
日本住宅保証検査機構が瑕疵保険の保険金を支払った「構造耐力上主要な部分」の事故の内訳。2008年12月~20年3月に保険契約したうち、20年3月までに保険金を支払った事故が対象(資料:日本住宅保証検査機構)
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