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 基礎コンクリートのひび割れで多いのは収縮クラックだ。収縮クラックは構造に影響しないと思われがちだが、そうとは限らない。

 コンクリートの打設から2週間後に実施された第三者による現場検査で、ネクストステージ(大阪市)が確認した耐圧版の収縮クラックは幅1mmに達していた〔写真1〕。ジャパンホームシールド(東京都墨田区)は、サポートシステムに申し込みをしていた2件の住宅で、収縮クラックとみられる幅が0.75mmと0.3mmのひび割れを見つけた〔写真23〕。住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく告示1653号では、幅0.5mm以上のひび割れは構造上の瑕疵が存在する可能性が「高い」、幅0.3mm以上0.5mm未満は「一定程度存在する」としている。原因が収縮かどうかは問われていない。

〔写真1〕打設から2週間後に確認
〔写真1〕打設から2週間後に確認
生コン打設から2週間後の第三者現場検査で確認された耐圧版の収縮クラック。幅1mmで鉄筋に沿って割れている。表面にこてで押さえた跡が見られなかったことから、押さえ不足が疑われた(写真:ネクストステージ)
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〔写真2〕0.75mmの貫通クラック
〔写真2〕0.75mmの貫通クラック
基礎の立ち上がりに収縮クラックとみられるひび割れが約20カ所あり、半数が貫通していた築10年超の住宅。幅が0.75mmに達していたものもあった(写真:ジャパンホームシールド)
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〔写真3〕幅0.3mm以上が多数
〔写真3〕幅0.3mm以上が多数
基礎の立ち上がりに0.3mm以上の収縮クラックとみられるひび割れが多数確認された築10年の住宅(写真:ジャパンホームシールド)
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