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[ 所在地 ] 5地域(仙台市) |
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[ 外皮平均熱貫流率(UA値)] 0.21 W/m2K |
[ 一次エネルギー消費量 ] 68.4 GJ/年 |
「自然エネルギーを活用し、気候の移り変わりを楽しみながら住みたい」。仙台市で建築設計事務所を営む菊池佳晴代表は、自宅「上杉の家」〔写真1〕の設計に当たってそう考えた。
2019年2月に完成した自宅は、1階と2階ともに、南に正対した長方形平面の角を半屋外空間に利用している〔写真2〕。建物は、外皮平均熱貫流率UAが0.21W/m2Kという高い断熱性を確保したうえで、太陽熱や井戸水などを用いて室内の温熱環境を整えた。ドイツ発の環境共生住宅「パッシブハウス」の認定も受けている。