全1728文字
PR
[ 所在地 ]
5地域(仙台市)
[ 外皮平均熱貫流率(UA値)]
0.21 W/m2K
[ 一次エネルギー消費量 ]
68.4 GJ/年

 「自然エネルギーを活用し、気候の移り変わりを楽しみながら住みたい」。仙台市で建築設計事務所を営む菊池佳晴代表は、自宅「上杉の家」〔写真1〕の設計に当たってそう考えた。

〔写真1〕リビング・ダイニングを覆う大開口
〔写真1〕リビング・ダイニングを覆う大開口
大開口を配した1階リビング・ダイニング。天井に設けた給排気口や吊り下げ照明の基部などは、すのこ状に並べた仕上げ材の奥に隠した(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]

 2019年2月に完成した自宅は、1階と2階ともに、南に正対した長方形平面の角を半屋外空間に利用している〔写真2〕。建物は、外皮平均熱貫流率UAが0.21W/m2Kという高い断熱性を確保したうえで、太陽熱や井戸水などを用いて室内の温熱環境を整えた。ドイツ発の環境共生住宅「パッシブハウス」の認定も受けている。

〔写真2〕外壁をすのこ状に
〔写真2〕外壁をすのこ状に
南面外観。建物はほぼ南に正対する。1階東端に屋根付きのアウトドアリビングを設置。外壁はスギ板をすのこ状に張り、夏の日射を遮りつつ壁内の熱を逃すようにしている(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]