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地域での認知度を高めるため、YouTube(ユーチューブ)や映画館のCM、ミニコミ誌、手紙などさまざまな手段で情報を発信。コロナ禍で対面営業が制限される中でも、着実に顧客との接点を広げている。

 「あ、ミマや」と小学生によく声をかけられるのは、大阪府八尾市のリフォーム会社、MIMAの美馬功之介社長だ〔写真1〕。

〔写真1〕社屋も宣伝の材料に
〔写真1〕社屋も宣伝の材料に
YouTubeを駆使した宣伝に力を入れるMIMAの美馬功之介社長
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同社の社屋はイメージカラーの黄色に塗装されており、車中からでも目立つ。「地域の人なら誰でも知っている存在になりたい」との考えが反映されている(写真:渡辺 圭彦)
同社の社屋はイメージカラーの黄色に塗装されており、車中からでも目立つ。「地域の人なら誰でも知っている存在になりたい」との考えが反映されている(写真:渡辺 圭彦)
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 6年前からYouTube(ユーチューブ)で動画を投稿しているほか、地元映画館でCMを放映したり、社屋の看板に大きく顔を載せたりと情報発信に余念がない〔図1〕。黄色いスーツを着た濃い顔のおじさんは、地元ではちょっとした有名人だ。

〔図1〕知名度を上げて依頼先候補に入る
〔図1〕知名度を上げて依頼先候補に入る
創業者の先代は、地域密着型の対面営業で顧客を拡大。2代目の現社長が継承してからは、インターネットを活用した営業を展開。対面営業に依存せず受注することを目指す(資料:渡辺 圭彦)
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