「日経ホームビルダー」は、工務店、ハウスメーカーをはじめ設計事務所、建材・設備会社などで戸建て住宅の設計、施工に携わる方々に、住宅の性能、コスト、顧客ニーズへの対応など技術や営業、経営、市場に関する最新情報やノウハウを読みやすく、わかりやすく紹介する実務情報誌です。
日経ホームビルダー バックナンバー
目次
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日経ホームビルダー 2021年4月号
家づくりの仕事はどこから現在に至り、これからどこへ向かうのか──。日経ホームビルダーが創刊した1999年から、ミレニアムの区切りを経てほぼ22年が過ぎた。その間、社会的ニーズを背景に、住宅実務を取り巻く環境は大きく変化。「ミレニアム前後の時点で、住宅産業はどのような実態だったか」「その後、技術や法…
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日経ホームビルダー 2021年3月号
昨今の洪水被害の激甚化を受け、水害対策のハードルが上がっている。ハザードマップの改定で、想定浸水深が2mを超える地域が各地で続出。さらに宅建業法も改正され、宅地が浸水想定区域に含まれる場合、それを重要事項説明に含めることが義務化された。もはや、洪水リスクを隠して家を売ることは許されない。水害に強い…
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日経ホームビルダー 2021年2月号
住宅会社など建築依頼先に不満を抱いても、建て主は伝えないことがある。関係の悪化を懸念したり、伝えるほどではないと許容したりして、胸の内にしまい込んでいるのだ。建築依頼先に不満を抱く建て主の割合は増えている。コロナ禍も影響して建て主の家づくりに対する意識も変化。建て主が伝えない「沈黙の不満」をどれだ…
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日経ホームビルダー 2021年1月号
木造戸建て住宅の寿命を少しでも延ばすには?──。重要なポイントの1つは外皮の耐久性能だが、現状では、住宅ローン支払い中に大掛かりなメンテナンス工事が必要となる新築住宅もいまだに少なくない。外皮の耐久性能を「30年超」に延ばすことは、維持管理の負担軽減や住宅の価値向上につながり、住宅会社にとっても自…
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日経ホームビルダー 2020年12月号
新型コロナウイルスの感染拡大は住宅産業にも大ダメージを与えた。そのなかにあって、売り上げを大きく伸ばしている住宅設備がある。消費者を引き付けるのは「換気」「非接触」「非対面」の3つのキーワード。感染リスクを避けたい消費者のニーズが、関連製品の需要に火を付けた。感染症対策に終わりはない。今の姿が“新…
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日経ホームビルダー 2020年11月号
職人を確保できずに受注機会を逸する。受注しても工期が遅延する。深刻な職人不足が進む住宅建築の現場では職人の確保が元請け会社の生命線。職人にとって仕事を受けたくない「残念な元請け」と見なされれば、どれほど付き合いが長くても、すっぱりと見限られることになりかねない。下請け工事を手掛ける職人たちの経験談…
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日経ホームビルダー 2020年10月号
日本住宅保証検査機構(JIO)によると、戸建て住宅で瑕疵保険の支払い対象になった構造耐力上主要な部分の不具合のうち、基礎に関するものは65.9%に達し、上部構造を上回っている。3割は構造クラックなど、地盤の不同沈下を伴わない基礎自体の不具合だ。「構造的に強くしたい」「床下の通風性能を向上させたい」…
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日経ホームビルダー 2020年9月号
大地震に遭遇した際、住宅が損壊しても住まい手の命は守る──。それが、建築基準法の耐震基準の基本的な考え方だ。しかし、ひとたび自宅が全壊すれば、住まい手は避難所生活を強いられる。避難所ではインフルエンザや新型コロナウイルスの感染リスクが潜む。もはや命を守るだけでは不十分。求められるのは地震後も住み続…
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日経ホームビルダー 2020年8月号
「大きな南窓を確保したのに、冬は寒い」「断熱性能を高めたら、夏は暑すぎる」。省エネ性能を高めたはずの“エコハウス”で、そうした失敗を見かけることも少なくない。エコハウスの性能を最大化するうえでは、科学的な根拠に基づいた家づくりの法則がある。昔ながらの「家相」になぞらえれば、現代の「科学的家相術」と…
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日経ホームビルダー 2020年7月号
外壁通気工法には、縦胴縁の窓まわりや横胴縁に3cm以上の隙間を設ける規定がある。水平部材の窓や横胴縁は通気の邪魔になり、壁内結露につながる恐れがあるからだ。だが、3cm以上の隙間を設けていても壁内結露を招くという、この規定の有効性が疑われるトラブルが発生している。日経ホームビルダーは専門家の協力を…
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日経ホームビルダー 2020年6月号
ヒノキはシロアリに強い。住宅実務者の間にはそんなイメージが定着している。品確法も小径12cm以上のヒノキを軸組みに使えば、防蟻処理を省略できるとしている。しかし、シロアリ駆除の現場からは「ヒノキの蟻害は珍しくない」との声も多い。本当にヒノキはシロアリに強いのか。日経ホームビルダーは専門家の協力を得…
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日経ホームビルダー 2020年5月号
住宅の契約やトラブル対応に密接に関わる改正民法が2020 年4 月1日に施行した。「瑕疵」という文言が「契約不適合」に変わり、これまで以上に契約内容の重要度が高くなる。トラブルの解決プロセスや住宅会社の責任期間など、実務に直結する変更点も多い。改正民法のポイントを整理するとともに、各団体が改訂した…
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日経ホームビルダー 2020年4月号
建築法規の規制緩和などを背景に、中大規模の建築で木造の採用例が目立ってきた。住宅分野だけでなく教育施設や福祉施設といった非住宅用途のすそ野も広がっている。地域工務店にとっては、木造戸建て住宅で培った技術やノウハウを生かせる場だ。この特集では「中規模木造」に焦点を当てて、身近な事例を紹介するとともに…
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日経ホームビルダー 2020年3月号
現在、9割以上の住宅実務者が、防蟻対策として「ベタ基礎の採用」を挙げている。ベタ基礎を採用すれば、土壌処理を省略できると品確法で規定されているからだ。しかし、現実にはベタ基礎を採用した住宅でも、シロアリ被害が続出している。玄関や勝手口の周辺がシロアリの餌食になり、基礎のわずかな隙間が狙われる。もは…
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日経ホームビルダー 2020年2月号
「思っていたイメージと違う」「仕上がりに不満」「手を抜いているんじゃないか」。住宅リフォームでクレームを発する「不機嫌な顧客たち」が生まれる一因は、住宅会社の担当者などプロ側のコミュニケーション不足にあることが少なくない。プロ側の「不足」で分類したクレームの実例を紹介するとともにトラブルの防止策を…
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日経ホームビルダー 2020年1月号
2018年の台風21号と19年の台風15号は、強風によって多くの住宅に被害をもたらした。ところが、建築基準法には木造住宅の耐風圧性能の規定はほとんどなく、飛来物対策の規定もない。住宅の耐風圧性能が十分なのか分からない状況だ。そこで、日経ホームビルダーは風工学の専門家の協力を得て住宅の屋根や壁にかか…
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日経ホームビルダー 2019年12月号
住宅会社としてどんな建材・設備を選ぶか――。その選択は、居住者の快適性や安全性を大きく左右する。例えば、温暖地でトリプルガラスの樹脂窓を標準仕様にし、顧客の満足度を高めている地域密着型の住宅会社がある。この先、どんな製品が顧客の支持を広げ、主流になるのか。省エネ、構造、雨仕舞いの3分野で新潮流を探っ…
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日経ホームビルダー 2019年11月号
建て主の要望通りのプランでつくった住宅でも、実際に住んでみると、思っていたより「収納が足りない」「部屋が狭い」「明るさが足りない」といった不満が出ることが少なくない。建て主はどんな点に「がっかり」するのか、それを防ぐにはどうすれば良いのか。がっかりしやすいポイントや建て主の本音を引き出す手法など、…
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日経ホームビルダー 2019年10月号
エアコン1、2台で全室の冷暖房を手ごろな設置費用と光熱費でまかなう「全館空調」を提案する住宅会社が続々と登場している。戸建て住宅の冷暖房設備に約4割のユーザーが不満を抱えているという民間の調査結果もあるなか、高断熱住宅の住まい方を変える新技術として注目を浴び、実際に導入した顧客からも高い評価を得て…
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日経ホームビルダー 2019年9月号
手すり壁の笠木回りは、最も雨水が浸入しやすい部位の1つだ。浸入した雨水は壁の天端にとどまり、やがて下地木材や胴縁の腐朽を招く。では、天端の防水層をどう納めれば、高い防水性能を確保できるのか――。日経ホームビルダーは専門家の協力を得て、代表的な納まりの防水性能を実験で確かめた。その結果、これまで常識…