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国内初の「7階建て純木造ビル」が仙台市で完成した。構造用集成材を使わず、製材を束ねて一体化した「束ね柱」を用いたのが最大の特徴だ。木材の「地産地消」を促進する新手法としても注目を集めている。

 JR仙台駅の東口ロータリー近くで、木造の新境地を開拓したビルが2月に竣工した。シェルター(山形市)が設計・施工した純木造、7階建ての「高惣木工ビル」だ。3月末に発注者に引き渡し、4月1日に開業する。

 主要な構造が木造のみの建物はこれまで、国内では6階建てが最高で、7階建ては初めて。建物用途は店舗、事務所、住宅。発注者が7階に入居し、1階から6階を店舗・事務所として賃貸する。6階にはシェルター仙台支社が入居する予定だ〔写真1〕。

〔写真1〕完成した純木造「高惣木工ビル」
〔写真1〕完成した純木造「高惣木工ビル」
正面にブレースを配した建物が「高惣木工ビル」。JR仙台駅東口ロータリーの正面という好立地だ。3月4日から実施した見学会には建築関係者、木材関係者などが詰めかけた。ブレースは金属製で、木材で覆っている(写真:池谷 和浩)
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