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首里城火災の経緯が徐々に分かってきた。深夜2時半すぎに警報が発報された直後には、正殿内に煙が充満。警備員らの初期消火も間に合わず、周囲の建物に延焼した。出火原因や延焼経路などは調査が続いている。

 沖縄県の観光名所である首里城(那覇市)で発生した大規模火災。10月31日午前2時40分ごろ、首里城正殿1階から出火し、周辺の建物に次々と延焼。出火から約11時間がたった午後1時30分ごろに鎮火した。11月1日から警察と消防による現場検証が始まった〔写真1〕。

〔写真1〕焼け跡を遠巻きに見る住民ら
〔写真1〕焼け跡を遠巻きに見る住民ら
首里城北殿などを眺められる龍潭通りの歩道では、焼け跡を一目見ようと、人だかりができていた。撮影は11月4日(写真:日経アーキテクチュア)
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 内閣府によると、正殿、北殿、南殿・番所、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、奥書院、二階御殿(にーけーうどぅん)の木造部分が全焼〔写真2~4〕。奉神門の北側や寄満(ゆいんち)でも屋根が焼損した。けが人は確認されていない。正殿や北殿などにあった1500点以上の収蔵品のうち400点あまりが焼失した。南殿や寄満の収蔵庫にあった県指定有形文化財は残っていた。今回、被害に遭った建物を含む首里城公園の有料区域全体の価値を算出した損害保険の評価額は約100億円に上る。

〔写真2〕木造3階建ての正殿から出火

正殿
正殿
正殿は木造3階建てで、延べ面積は約1200m2(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
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焼失後の様子(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
焼失後の様子(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
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正面の龍柱は残った(写真:沖縄県土木建築部、沖縄美ら島財団)
正面の龍柱は残った(写真:沖縄県土木建築部、沖縄美ら島財団)
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〔写真3〕正殿から北殿、南殿に延焼

北殿
北殿
北殿は鉄筋コンクリート(RC)造、平屋建てで、延べ面積は473m2。外装の木は、ほとんどが焼損した(写真:沖縄県土木建築部、沖縄美ら島財団)
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南殿・番所
南殿・番所
南殿・番所はRC造2階建てで609m2(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
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黄金御殿の内部
黄金御殿の内部
(写真:沖縄県土木建築部、沖縄美ら島財団)
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〔写真4〕計9施設が焼損

奉神門や書院・鎖之間、二階御殿などにも延焼。火災により計9施設が焼損した(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
奉神門や書院・鎖之間、二階御殿などにも延焼。火災により計9施設が焼損した(写真:内閣府沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所)
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