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 プランテックアソシエイツ代表取締役会長兼社長の大江匡氏が、1月31日に急逝した。65歳だった。大江氏は1977年に菊竹清訓建築設計事務所に入所。85年に独立し、プランテック総合計画事務所を設立した。美術館や生産施設、研究所、オフィスビル、商業施設など、手掛けた建物は多岐にわたる〔写真12〕。

〔写真1〕新たな設計事務所像の確立に尽力
〔写真1〕新たな設計事務所像の確立に尽力
プランテックグループの創業者、大江匡氏。2020年1月31日に死去した。多角的な事業展開でグループを大きく成長させた(写真:山田 愼二)
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〔写真2〕クライアントと共につくり上げる
〔写真2〕クライアントと共につくり上げる
2006年10月に竣工した「Sony City」(写真:柳生 貴也、細谷 陽二郎)
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1998年3月開館の「細見美術館」の外観。大江氏は設計した建物を作品でなくプロジェクトと呼んだ(写真:名執 一雄)
1998年3月開館の「細見美術館」の外観。大江氏は設計した建物を作品でなくプロジェクトと呼んだ(写真:名執 一雄)
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 初期の代表作は86年に東京建築賞を受賞した茶室「恵庵」(神奈川県逗子市)だ。その後も伝統的な素材や形にとらわれず、和の空間を追求し、「細見美術館」(京都市左京区)が99年に建築業協会賞を受賞するなど高い評価を受けた。