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 西松建設は4月19日、同社が設計・施工した東京都内の分譲マンションで内装などの施工不備が判明したと発表した。物件名や施工不備の詳細については「所有者の個人資産に関わる」として公表していない。

 西松建設は同日、瑕疵の補修費用の発生が確実になったとして、2021年3月期決算において、完成工事補償引当金90億円を特別損失として計上すると明らかにしている〔図1〕。

〔図1〕当期純利益の予想を9億円下方修正
〔図1〕当期純利益の予想を9億円下方修正
西松建設が設計・施工した東京都内の分譲マンションで施工不備が判明。90億円の特別損失を計上すると発表した(資料:西松建設)
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 施工不備が判明したマンションは、19年3月に完成して引き渡した物件だ。日経アーキテクチュアの取材に対して西松建設広報部は書面で、「竣工以降、マンションの管理組合からいくつかの不具合を指摘されていた。その後、管理組合が第三者機関への調査の依頼を決議。調査結果が当社にも伝えられ、補修工事を行うこととなった」などと、施工不備が判明した経緯について回答した。