日建設計など3社が新会社「Q0」設立
社長はハチハチの林千晶氏、“継承される地域”をデザイン
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日建設計とハチハチ(東京都渋谷区)、ロフトワーク(東京都渋谷区)の3社は9月9日、合弁会社Q0(キューゼロ、東京都千代田区)を設立した〔写真1〕。地方を拠点に、地元企業などと協力しながら実験的なプロジェクトを企画・実装し、地方と都市の新たな関係性をつくる。
〔写真1〕日建設計など3社が1500万円ずつ出資した
左から日建設計の奥森清喜取締役、ハチハチの林千晶代表取締役、日建設計の大松敦社長、ロフトワークの諏訪光洋社長。Q0はこの4人に日建設計の社員2人を加えた計6人体制で始動した(写真:日経アーキテクチュア)
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社長にはハチハチ代表取締役の林千晶氏が就任した。資本金は4500万円。3社が1500万円ずつ出資した。当初は6人体制で事業を展開する。
社名は「Question(問い)」と「ゼロエネルギー化」の頭文字に由来する。林社長はこう話す。「自ら各地に足を運び、その地域が挑戦していることや抱えている悩みなどに耳を傾け、問いかけ、対話する。持続可能な未来を目指して、“継承される地域”をデザインしたい」〔写真2〕
〔写真2〕林千晶氏が社長に就任
Q0の林千晶社長は設立会見で、「都心から離れた地方にフォーカスすることで、新しいビジネスが生まれる」と語った(写真:日経アーキテクチュア)
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