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 東条湖おもちゃ王国(兵庫県加東市)の立体迷路施設で10月10日に起こった転落事故。床の一部が崩落して利用客7人が転落し、うち6人が重軽傷を負った〔写真1、2〕。

〔写真1〕設置後に2度の増床も
〔写真1〕設置後に2度の増床も
「カラクリ迷宮のお城」の外観。設置当初は木造5階建てで、延べ面積約562m2。その後、2014年と17年に増床し、事故時点の規模は延べ面積約808m2だった(写真:東条湖おもちゃ王国)
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〔写真2〕屋根はなく雨水が入りやすい構造
〔写真2〕屋根はなく雨水が入りやすい構造
「カラクリ迷宮のお城」の内部(写真:東条湖おもちゃ王国)
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床には細長い木材をすのこのように敷き並べていた(写真:東条湖おもちゃ王国)
床には細長い木材をすのこのように敷き並べていた(写真:東条湖おもちゃ王国)
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 兵庫県建築指導課によると、この立体迷路は建築基準法の適用外で、確認申請などが義務付けられていなかった。兵庫県警は同月21日、業務上過失傷害の容疑で東条湖おもちゃ王国の事務所を家宅捜索した。

 問題の立体迷路「カラクリ迷宮のお城」は、階段を上下したりロープをくぐったりして出口を目指すアトラクション。東条湖おもちゃ王国が2013年に設置した。施設の設計や製造、増床工事は遊具製造会社のキートス(千葉県浦安市)が手掛けた。

 事故は施設の3階で起こった。細長い木材を敷き並べたすのこ状の床板が幅約1.1m、長さ約2.3mにわたって抜け落ち、利用客7人が約2.4m下の2階に転落した。県警によると、床板を支持する横木に腐食が見つかったという〔図1〕。施設には屋根がなく、一部は壁もない状態で、雨水が浸入しやすい構造だった。

〔図1〕3階の床板が突然崩落
〔図1〕3階の床板が突然崩落
事故が発生した箇所のイメージ。床板が長さ約2.3mにわたって崩落した。兵庫県警の調査で、床板を支持していた横木に腐食が見つかった(資料:兵庫県警への取材を基に日経アーキテクチュアが作成)
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 県警加東署は、「腐食が雨水によるものか、腐食が崩落につながったのか、いずれも分かっていない。維持管理の不備か、製造時の欠陥か、あらゆる観点で捜査する」と説明する。