ニュース プロジェクト
目次
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ラファエル・ヴィニオリ氏が死去
東京国際フォーラム(東京都千代田区)を設計したことで知られる、ラファエル・ヴィニオリ氏が3月2日に死去した。78歳だった。米国の現地報道などによると、ニューヨーク市マンハッタンの病院で、動脈瘤(りゅう)のため死亡したという。
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渋谷駅前で「住」強化の複合施設、2023年末に完成
東急不動産は、渋谷駅近くで進む渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の施設名称を「シブヤ・サクラ・ステージ(Shibuya Sakura Stage)」に決定したと、2月9日に発表した。11月30日の竣工を予定し、2024年夏の全面開業を目指す。
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プリツカー賞にD.チッパーフィールド氏
建築の公共性を追求してきた姿勢が評価される
2023年プリツカー建築賞の栄誉を手にしたのは、英国を代表する建築設計者のデイビッド・アラン・チッパーフィールド氏だった。同賞を主催する米ハイアット財団が3月8日に発表した。同氏は1953年、英ロンドン生まれ。これまで王立英国建築家協会(RIBA)によるRIBAロイヤルゴールドメダル(2011年)…
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旧香川県立体育館が解体へ
「苦渋の選択」、解体準備費用として約4700万円を予算計上
「有効な利活用方法がなく、緊急輸送路に面しているため、このまま置いておくことはできない。苦渋の選択だが解体する方針を固めた」。存廃論議が続いていた旧香川県立体育館(高松市、1964年竣工)について、県教育委員会の工代祐司教育長は2023年2月7日の記者会見でこう表明した。解体時期は未定。
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「人生100年時代」のモデル住宅開発
東京大学と住協グループが共同研究、6月ごろ竣工予定
東京大学高齢社会総合研究機構と、埼玉県や東京都で不動産・建設事業を手掛ける住協グループは共同で、「人生100年時代」に対応するためのモデル住宅を開発した。東京都練馬区の大泉町にある住協グループの分譲地に、4棟を建設する。6月ごろの竣工を目指している。
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180m超高層と空中回廊を連携
東京建物が東京・京橋で再開発、基本設計は日本設計
JR東京駅の近傍、京橋と銀座の結節点といえる場所で高さ約180mの超高層ビルを建設する大規模プロジェクトが始動する。東京建物は1月13日、「京橋三丁目東地区市街地再開発事業(仮称)」の都市計画決定を発表した。
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「ハルミフラッグ」タワー棟の詳細明らかに
湾岸“最前列”に50階建てが2棟出現、23年6月に販売開始
東京五輪で選手村として利用された住宅群「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」。住宅分譲街区の売り主10社は1月10日、新たに建設する2つのタワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO(ハルミフラッグスカイデュオ)」について詳細情報とともに、2023年6月下旬にも販売を開始すると発表した。…
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「中野サンプラザ」跡地に60階建て
野村不動産などが最新の完成イメージを公開
2023年に東京都内の名所がまた1つ消える。東京・中野のJR中野駅前に立つ複合施設「中野サンプラザ」が同年7月2日に閉館する。数多くのミュージシャンらがホールのステージに立った中野サンプラザは老朽化に伴い、解体される。
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寺院をピロティに取り込んだ高層ホテル
敷地内に立つ既存の本堂を2度曳き家
宗教法人三津寺(みつてら)と東京建物、カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(東京都港区)は2022年12月14日、大阪・心斎橋にある「七宝山大福院 三津寺」の本堂を、新築ビルのピロティに取り込んだホテルを開業すると発表した。23年11月26日にオープンするホテルは、「カンデオホテルズ大阪心斎橋」…
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東京駅と晴海・豊洲を結ぶ地下鉄構想
都が計画を公表、2040年までの開業目指す
東京都が都心と臨海部を結ぶ新たな「都心部・臨海地域地下鉄」の事業計画案を公表した。東京駅から東京ビッグサイト付近までの約6.1kmの区間に7つの駅を新設。超高層住宅や商業施設の建設が進む臨海部の交通需要に対応する。2040年までの開業を目指す。
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日本ハム新球場に天然芝を施工
“規則違反”の指摘で2023年シーズン以降に改築・改修へ
プロ野球・北海道日本ハムファイターズが2023年3月から本拠地とする「ES CON FIELD(エスコンフィールド) HOKKAIDO」が、完成を間近に控える。22年10月末時点の工事進捗は97.5%に到達。11月3日には、球場内部を報道陣に公開した。
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300mの長廊下でつなぐ新研究拠点
中外製薬が横浜市に整備、交流やイノベーションを促す
中外製薬の新たな研究拠点である「中外ライフサイエンスパーク横浜」(横浜市)が10月15日に完成した。約15万8600m2の敷地に全16棟が立つ。2023年4月に研究者など約1000人の職場として稼働する予定。国内2カ所の研究施設機能を集約し、創薬研究の機能強化を図る。
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「原宿クエスト」にOMA重松氏
新築工事を開始、表参道と奥原宿の二面性を表現
NTT都市開発は10月26日、JR原宿駅近くの商業施設「原宿クエスト」(東京都渋谷区)の新築工事に着手したと発表した。旧原宿クエストは2021年10月に閉館しており、新施設は25年春に竣工予定だ。
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帝劇ビルと国際ビルが2025年に閉館
帝国劇場と出光美術館は建て替え後の建物内で再開予定
東京都千代田区に立つ「帝劇ビル」と、隣接する複合ビル「国際ビル」について、三菱地所と東宝、出光美術館は3社共同で一体的に建て替えることを9月27日に発表した。2025年をめどに両ビルとも閉館する。帝劇ビルに入っている帝国劇場と出光美術館は、建て替え後の建物内で再開する予定だ。
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国内最大級のCLT無柱空間を実現
清水建設が新構法を開発、基本計画などに隈研吾氏
清水建設は、岡山大学津島キャンパス(岡山市)に建設中の「共育共創コモンズ」で、CLT(直交集成板)大梁の架設作業を9月27日に公開した。CLT工法では国内最大級となる18mスパンの大空間が特徴だ。竣工は2022年12月の予定だ。
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藤本壮介氏設計の地域交流センターが開館
青森県十和田市にまた文化施設、「まちのリビング」目指す
青森県十和田市で9月20日、「十和田市地域交流センター」が開館した。真っ白な外観と、白い壁に囲まれた中庭、空や街が見える大きな開口が印象的な建物だ。公募により、愛称は「とわふる」に決まった。
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トヨタが25年秋にお台場でアリーナ開業
「メガウェブ」跡地を活用、アルバルク東京の本拠地に
トヨタ自動車とトヨタ不動産(名古屋市)、トヨタアルバルク東京(東京都文京区)の3社は8月29日、東京・お台場にあったトヨタのショールーム「MEGA WEB(メガウェブ)」の跡地に、次世代アリーナ「TOKYO A-ARENA(仮称)」を建設すると発表した。2025年秋の開業を目指す。
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西九州新幹線開業で新・長崎駅がオープン
プロポから8年半、うねる膜屋根がシンボルに
西九州新幹線が9月23日、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と長崎駅(長崎市)間で開業した。新車両の名称は「かもめ」で、全5駅の約66kmを走行する。JR九州の古宮洋二社長は開業式の挨拶で、「開業による(長崎市の)交流・定住人口の増加に期待している。これからも九州の発展のために努力していく」と語った。
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新秩父宮ラグビー場の整備に鹿島グループ
価格評価点で他グループを圧倒、新スタジアムは屋根付き
日本スポーツ振興センター(JSC)は8月22日、東京・神宮外苑で実施する「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」の主体を選ぶ一般競争入札の結果を公表。入札した3グループのうち、鹿島を代表企業とする「Scrum for 新秩父宮」(以下、鹿島グループ)を選定した。落札額は約82億円。2024年…
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万博休憩所などの設計に若手20組を起用
1980年以降生まれが公募参加資格、20施設の設計者発表
2025年日本国際博覧会協会は8月8日、大阪・関西万博の会場に設ける「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」の合計20施設を設計する20組の設計者を発表した。23年度から会場建設が始まるため、23年2月下旬までに基本設計を完了しなければならないス…