ニュース プロジェクト
目次
-
宿場町模した「ミナカ小田原」が開業
新幹線駅に直結、低層木造部はシェルター設計
万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は2020年12月4日、小田原駅に直結する複合施設「ミナカ小田原」を開業した。万葉倶楽部グループが運営するホテルや、子育て支援施設など、合計57の店舗や施設が入居した。総事業費は約140億円だ。
-
新幹線高架下に大空間の木造オフィス
繊維補強の集成材を使って大スパンに
JR東海の子会社で不動産開発を手掛ける名古屋ステーション開発(名古屋市)は、JR名古屋駅近くの新幹線高架下に、地上2階建て、延べ面積約860m2の木造テナントビル「笹島高架下オフィス」を建設する。2022年3月竣工予定で、設計者はMARU。architecture(マルアーキテクチャ)(東京都台東…
-
晴海客船ターミナルが五輪後に解体へ
東京港の象徴として知られる、故竹山実氏の代表作
東京都は、中央区晴海に立つ「晴海客船ターミナル」の解体に向けて、実施設計業務の入札を11月9日に公告した。2021年に開催が予定されている東京五輪の閉幕以降、できるだけ早く解体に着手する考えだ。東京港の客船ターミナル機能は、段階的に新施設「東京国際クルーズターミナル」へ移行していく。
-
スイスで山本理顕氏設計の空港直結施設
巨大複合施設「ザ・サークル」、店舗と公園が利用可能に
スイス・チューリヒで、チューリヒ国際空港付属の複合施設「THE CIRCLE(ザ・サークル)」が11月5日に一部オープンした。山本理顕設計工場(横浜市)が設計を手掛けた。
-
前橋の老舗旅館、藤本壮介氏が改修設計
利根川の旧河川の「土手」を想起させる、緑の新築棟も設計
藤本壮介氏が設計を手掛けた「白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL」が前橋市で12月12日に開業する。前身の旅館「白井屋」を改修した「ヘリテージタワー」と、利根川の旧河川の土手をイメージして新築した「グリーンタワー」の2棟から成る。運営は白井屋ホテル(前橋市)、客室数は合計で25室だ。
-
九大箱崎キャンパス跡にスマートシティー
福岡市・九州大学・URが民間の提案を公募
福岡市東区にある九州大学箱崎キャンパス跡地の街づくりが動き始めた。福岡市、九州大学、都市再生機構(UR)の3者は、11月30日まで民間サウンディングを実施。土地利用計画の提案を公募する。
-
隈研吾氏の内装で巨大「庭園」持つホテル
様々なニーズに開かれたロビーを高層階に設置
森トラスト・ホテルズ&リゾーツの子会社であるMT&Mホテルマネジメントと、マリオット・インターナショナルは10月20日、東京・虎ノ門に「東京エディション虎ノ門」を開業した〔写真1〕。森トラストが開発している東京ワールドゲート内で、同3月に完成した「神谷町トラストタワー」の主に31階から36階に入る…
-
日比谷に全長300mの高架下商業街
「土木遺産」含む明治・昭和の鉄道インフラを活用
JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発は9月10日、有楽町駅と新橋駅の間の高架下に商業施設「日比谷OKUROJI(オクロジ)」を開業した。全長約300mに及ぶ通路を整備。日比谷側に接続する5カ所の出入り口を設け、回遊性がある商業街として再生した。
-
高さ70m、日本初の木質超高層を建設へ
三井不動産と竹中工務店が検討着手、2025年竣工目指す
三井不動産と竹中工務店は9月29日、実現すれば日本初となる木質超高層ビルの建設検討に着手したと発表した。発表資料によると、検討中のビルの規模は地上17階建て、高さ約70m、延べ面積2万6000m2。用途は賃貸オフィスだ。
-
ガラスの凹凸に街を映し込む新商業施設
平田晃久氏が外装デザイン、神宮前交差点に22年度竣工
明治通りと表参道が交差する神宮前交差点の角地に、様々な角度で光を反射するガラスファサードと屋上緑化が特徴的な商業施設が、2022年度に竣工する予定だ。
-
駅直近改造で29年度に新宿一の超高層
新宿グランドターミナルの象徴、小田急・東京メトロが公表
小田急電鉄と東京メトロは9月9日、2社が事業主体となり新宿駅西口地区で進めている開発計画の概要を明らかにした。乗降客数「世界一」を誇る新宿駅で、駅舎と駅前広場、駅ビルの改造が本格化する。
-
渋谷のビルに「木鋼組子」を初適用
前田建設工業とホルツストラが共同開発し特許出願中
前田建設工業は、ホルツストラ(東京都杉並区)と共同開発した木と鉄骨のハイブリッド耐震システム「木鋼組子」を、東京都渋谷区で進行中の再開発プロジェクト「道玄坂一丁目計画(仮称)」で初適用すると8月25日に発表した。木鋼組子は両社が共同特許出願中の技術だ。
-
京都で世界初のWELL認証ホテル
大林組が設計・施工、吹き抜け中庭の壁面緑化などが評価
京都市で2019年12月に開業したホテル「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッドネイチャーホテルキョウト)」(以下、GNHK)が、米国発祥の健康建築性能評価制度「WELL Building Standard(ウェル ビルディング スタンダード)(以下、WELL認証)」のゴールドラン…
-
としまえん跡地に「ハリポタ」、23年開業へ
西武鉄道などが契約締結、世界で2カ所目の施設に
8月31日に94年の歴史に幕を下ろした遊園地「としまえん」(東京都練馬区)。その跡地の一部に映画「ハリー・ポッター」の世界を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京−メイキング・オブ ハリー・ポッター」が2023年前半に開業することが決まった。西武鉄道とワーナーブラザースジャパン(以下…
-
「7月豪雨」被災地で木造仮設住宅が完成
4年前の熊本地震での改善点を生かしたプラン
「令和2年7月豪雨」で多大な被害を受けた熊本県人吉市、山江村、相良村の3地域で、木造の応急仮設住宅団地、合計24棟56戸が8月20日に完成した。「人吉市人吉城跡仮設団地」「山江村中央グラウンド仮設団地」「相良村松葉仮設団地」の3団地はいずれも同月22日に鍵の引き渡しを行い、入居が始まった。
-
被爆建物「広島アンデルセン」を部分保存
既存外装材を新店舗に移設、記憶を受け継ぐ
1945年の広島原爆投下から75年。被爆建物として有名な「広島アンデルセン」(広島市)の建て替え工事が完了し、新店舗が2020年8月1日に開業した。地上5階建ての建物東面に、旧店舗の被爆した外壁の一部を移設。2~3階の外壁を復元し、従前の外観を維持した。
-
隈氏監修の角川武蔵野ミュージアム開業
図書館・美術館・博物館を融合、文化の発信拠点に
KADOKAWAが埼玉県所沢市で建設中の複合施設「ところざわサクラタウン」で、中核となる「角川武蔵野ミュージアム」が完成し、8月1日にプレオープンした。図書館と美術館、博物館を融合した地上5階建ての文化施設で、大地から隆起した岩のような外観が特徴だ。
-
東京ポートシティ竹芝に最新スマートビル
東急不動産は6月30日、新街区「東京ポートシティ竹芝」(東京都港区)の核となるオフィスタワーが5月29日に竣工したと発表した。
-
羽田空港跡地に先端技術と文化の拠点
羽田空港の沖合移転後の跡地開発の1つ、「羽田イノベーションシティ」(東京都大田区)が7月3日に街開きを迎えた。オープニングの催しを延期し、イノベーションコリドーと呼ぶ広場型のメイン動線や足湯のある屋上デッキなどの共用空間を開放した。同日から順次、業務・文化施設や店舗を開業させていく。
-
大阪万博のプロデューサーに藤本壮介氏
会場デザインで「いのち輝く未来社会」のテーマ表現
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインや会場運営などを担当するプロデューサー10人が決まった。大阪・関西万博の運営主体である「2025年日本国際博覧会協会」が7月13日に発表。会場デザインプロデューサーに建築家の藤本壮介氏、会場運営プロデューサーにプランナー兼プロデューサーの石川…