PR

 測量・計測機器メーカーのライカジオシステムズは、手持ち式の小型3次元レーザースキャナー「BLK2GO」を開発した〔写真1〕。

〔写真1〕スキャナーを片手に歩き回るだけ
〔写真1〕スキャナーを片手に歩き回るだけ
BLK2GOで建物の内部空間を計測する様子。つや消し仕上げを施したアルミニウム製の筐体が特徴だ(写真:ライカジオシステムズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 片手でスキャナーを持って歩き回るだけで、建物の内部など複雑な構造物の3次元点群データ(1つひとつが3次元座標を持つ点の集まり)を取得できる。2019年10月に発売する予定。価格や詳細なスペックは明らかにしていない。

 BLK2GOは、毎秒70万点をスキャンできる2軸のLiDAR(レーザーレーダー)と12メガピクセルのカメラなどを搭載した無線方式の3次元レーザースキャナー。重量はバッテリーを含めてわずか775gだ。

 従来の地上型3次元レーザースキャナーのように、計測の際に何度も機材を盛り替える必要がない上、階段の下やコーナー周りのような狭い空間も簡単に計測できる。45分間の連続スキャンが可能。建築や住宅を改修する際の現況調査などに役立ちそうだ〔図1〕。

〔図1〕複雑な空間も手軽に計測
〔図1〕複雑な空間も手軽に計測
BLK2GOで取得した建物内部の3次元点群データ(資料:ライカジオシステムズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 LiDARと、カメラの画像によるvisual SLAM(ビジュアルスラム、SLAMとはSimultaneous Localization and Mappingの略)、慣性計測装置(IMU)を組み合わせて計測位置を推定できる。ビジュアルスラムとは、カメラの画像を基にリアルタイムに自分の位置を推定したり、周囲の3次元地図を作成したりする技術だ。

 ライカジオシステムズは、重量1kgほどの地上型3次元レーザースキャナー「BLK360」を16年に発表して以来、写真を撮るだけで対象物の寸法をミリ単位で測定できるスマートフォン型の計測機器「BLK3D」など、斬新な製品を次々にリリースしている。BLK2GOはBLKシリーズの最新作だ。