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 大成建設とカネカは、ガラス手すりと一体化した太陽光発電システム「バルコニー用『T-Green Multi Solar(ティー・グリーン・マルチ・ソーラー)』」を開発したと10月11日に発表した。

 超高層マンションは延べ面積に対して屋上面積が小さいうえ、屋上に設備を設置することも多いため、太陽光発電設備を設置できるスペースが限られる。同システムであれば、各階のバルコニーを活用できるので、より多くの発電量を確保できる〔図1〕。

〔図1〕地上からの高さに応じて3タイプを使い分ける
〔図1〕地上からの高さに応じて3タイプを使い分ける
バルコニー用「T-Green Multi Solar」の導入イメージ。展開する3タイプを、地上からの高さに応じて使い分ける(資料:大成建設)
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 一般的なバルコニーのガラス手すりと同等以上の耐久性・強度を確保しており、30年以上も高い発電効率を持続できるという。停電時には非常用電源として使用可能だ。バルコニー側から簡単に取り付けられる。