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 戸建て住宅の鉄筋コンクリート基礎のひび割れや打ち継ぎ部を不具合として、クレームを訴える建て主が後を絶たない。住宅会社は基礎表面に左官や塗装の仕上げを施すなど、クレーム対策に苦労している状況だ。

 こんな悩みを解決する工法が登場した。戸建て住宅の基礎や地盤の専門会社であるWASC基礎地盤研究所(大阪府茨木市)が開発した「wasc-Mat基礎」(以下Mat基礎)だ。ヘアクラックと呼ばれる幅0.3mm以下のひび割れと打ち継ぎ部を目立たなくする。

 同社の高森洋代表取締役は、次のように説明する。「乾燥収縮によるひび割れは、制御できていれば無害だ。ヘアクラックは表面に凹凸模様を付けて目立ちにくくする。ヘアクラックよりも大きいひび割れは、誘発目地を設けて対応する」

 試験施工した住宅が11月中旬に完成した〔写真1〕。同社に基礎のひび割れ防止策を相談していた大賀建設(さいたま市)が、現場を提供した。

〔写真1〕表面に洗い出し風の模様
〔写真1〕表面に洗い出し風の模様
Mat基礎を採用した大賀建設の現場。基礎の立ち上がりの表面に洗い出し風の模様を付け、縦の誘発目地を設けている(写真:WASC基礎地盤研究所)
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