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 建築のプロジェクトマネジメント(PM)などを手掛ける山下PMCは、健康に着目した新たな住宅向け認証プログラムを開発し、10月28日に提供を開始した。科学的なエビデンスに基づき設定した評価項目で住環境をチェックし、住人の心身の健康に寄与するかどうか評価する。まずはデベロッパーが手掛ける集合住宅の認証を足掛かりに普及を進める。

 山下PMCが開発した「健康住宅Lively7認証」は、「感覚」「運動」「認知」「生体恒常性・代謝」「活力」「心の健康」「衛生」の7領域、計30項目で住環境をチェックし、プラチナ、ゴールド、シルバーの3段階で認証する仕組み〔図1〕。認証に必要なコストは1戸当たり数万円だ。

〔図1〕7領域30項目で評価する
〔図1〕7領域30項目で評価する
左が認証マークで、右が評価の領域を示すダイヤグラム。シルバーの認証取得には、50%ほどの評価項目をクリアする必要がある(資料:山下PMC)
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