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東京メトロ銀座線渋谷駅

ホーム階平面図
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A断面図
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C断面図
C断面図
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  • 所在地:東京都渋谷区道玄坂1-1-1
  • 主用途:鉄道施設
  • 地域・地区:商業地域、防火地域
  • 延べ面積:5212.52m2
  • 構造:鉄骨造
  • 階数:地上1階
  • 高さ:最高高さ約20m
  • 主なスパン:2.5m×20~25m
  • 発注者:東京地下鉄
  • 設計者:メトロ開発、内藤廣建築設計事務所、東急設計コンサルタント
  • 設計協力者:KAP(構造)、森村設計(設備)、MTS雪氷研究所(降雪シミュレーション)
  • 監理者:東京地下鉄
  • 施工者:東急建設・清水建設・鹿島JV
  • 施工協力者:巴コーポレーション(鉄骨)、東京機工、住軽日軽エンジニアリング(以上、外装)
  • 運営者:東京地下鉄
  • 設計期間:2015年10月~16年6月
  • 施工期間:2018年8月~19年12月
  • 開業日:2020年1月3日
  • 総工費:約290億円(詳細については東京地下鉄が精査中)
設計者:内藤 廣(ないとう ひろし)
設計者:内藤 廣(ないとう ひろし) 1950年生まれ。76年早稲田大学大学院修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、81年内藤廣建築設計事務所設立。2002~11年東京大学教授、現在は同大学名誉教授(写真:山田 愼二)

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アーチの見栄えと製作・施工を懸念

 「M形のアーチは、幅や高さが変わっても対応しやすい」。構造設計者の岡村氏はそう話すが、45本あるM形アーチはすべて違う形状になったため、懸念した点もあった。1つはM形アーチに取り付く外装材の見栄え。外装材の並びを、より滑らかにするため、M形アーチの形状を、KAPの担当スタッフが3次元モデリングツール「ライノセラス」などを駆使して微調整し、連続性のある形状に収れんさせた〔写真8〕。

〔写真8〕形の違う45本の並びを滑らかに
〔写真8〕形の違う45本の並びを滑らかに
45本のM形アーチはすべて形状が異なるが、滑らかに連続して見えるように3Dモデルによる検討などを繰り返した。アーチ部材は、大きな応力が働く部分ほど太い。2020年東京五輪・パラリンピックまでにホームドアの設置や床仕上げなどを実施する。その後も、現在は露出している配線類の整理など細かな工事は続く(写真:吉田 誠)
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 もう1つ懸念したのが、アーチの製作と施工だ。1本のM形アーチは3つのパーツを現地で溶接したものだが、「頂部の部材を標準化するなど、できるだけ共通で使える部材を増やすように配慮した」と、岡村氏は説明する〔写真9〕。

〔写真9〕3つのパーツを現場溶接
〔写真9〕3つのパーツを現場溶接
2018年9月後半からアーチの搬入が始まった。3つに分割して製作した部材を吊り込んだ後、構台上で1本のアーチに溶接した(19年3月撮影)(写真:吉田 誠)
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B断面詳細図
B断面詳細図
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