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ひな壇状の外観と植栽が目を引く商業施設が、千葉県流山市の流山おおたかの森駅前に2021年3月開業した。流山市と共同整備した駅前広場と商業施設を一体ですり鉢状にすることで、人が集まる都市空間を生み出した。

「流山おおたかの森S・C FLAPS(フラップス)」(正面)と「流山おおたかの森駅南口都市広場」。ひな壇状にセットバックしていくFLAPSの2階レベルで、「広場デッキ」が駅(右手)と「流山おおたかの森S・C本館」(左手奥)をつないでいる(写真:吉田 誠)
「流山おおたかの森S・C FLAPS(フラップス)」(正面)と「流山おおたかの森駅南口都市広場」。ひな壇状にセットバックしていくFLAPSの2階レベルで、「広場デッキ」が駅(右手)と「流山おおたかの森S・C本館」(左手奥)をつないでいる(写真:吉田 誠)
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 東京・秋葉原からつくばエクスプレス(TX)で30分足らず。千葉県流山市の流山おおたかの森駅周辺は、誕生して15年弱の新しい街だ。2005年、TXの開業によって都心へのアクセスが良くなり、開発が始まった。付近には、駅名の由来となったオオタカが生息する森があり、豊かな自然と都会的な利便性が共存している。

 「流山おおたかの森S・C FLAPS(フラップス)」は、同駅の駅前に21年3月31日開業した。開発は、高島屋の連結子会社である東神開発が手掛けた。

 地上6階建てのFLAPSは、ひな壇状に構成した外観が特徴だ。北面と東面に配した外部テラスが1層ずつ、互い違いに積み上がりながらセットバックしている〔写真1~3〕。

〔写真1〕すり鉢状の都市空間
〔写真1〕すり鉢状の都市空間
FLAPSの屋上から南口都市広場を見下ろす。左が流山おおたかの森駅、右がS・C本館。広場を中心に、集約感のあるすり鉢状の都市空間を形成している(写真:吉田 誠)
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〔写真2〕2層分ずつセットバック
〔写真2〕2層分ずつセットバック
東側全景。東面と北面はそれぞれ2層分ずつセットバックしている。館内には、周辺エリアに多く住む30代~40代の子育て世代向けライフスタイルショップや雑貨店、高級食パン店、玩具店などが入る(写真:吉田 誠)
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〔写真3〕森のまちを一望
〔写真3〕森のまちを一望
発展を続ける流山おおたかの森駅周辺を一望できる。流山市は「都心から一番近い森のまち」として、30代~40代の子育て世代に人気が高い(写真:吉田 誠)
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