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コニカミノルタが成長戦略の柱としている画像AI/IoTの国際的な研究開発拠点がオープンした。パートナー企業との共有空間と、社員の専用空間を緩やかにつないだ一体的な空間構成で共創を促す。

運動スペースから見た建物の北側ファサード。コニカミノルタのシンボルロゴを思わせる5本のラインが特徴だ。運動スペースは、昼休みや休日に社員がサッカーやテニスなどで利用している(写真:母倉 知樹)
運動スペースから見た建物の北側ファサード。コニカミノルタのシンボルロゴを思わせる5本のラインが特徴だ。運動スペースは、昼休みや休日に社員がサッカーやテニスなどで利用している(写真:母倉 知樹)
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 コニカミノルタの5本ラインのシンボルロゴを想起させるファサードが、JR京都線に沿って東西に約120m延びる。同社が2020年11月に開設した新たな研究開発の拠点「Konicaminolta Innovation Garden Osaka Center(コニカミノルタ イノベーションガーデン オオサカセンター)」だ。既存棟を拡充し、兵庫県伊丹市と大阪府高槻市に分散していたオフィスを集約。画像AI(人工知能)/IoT(モノのインターネット)のエンジニアを集めた。

 建物は南側の既存棟を遮るように立つ。そのため、南面は開口なしで、北面に連なるガラス開口から穏やかな光を採り入れている。断面はフロアごとに寸法の異なる跳ね出しを設けた構成。JR京都線の軌道を正面に捉える2階部分は5.4m跳ね出し、電車の動きを室内に取り込む〔写真12〕。

〔写真1〕北側のファサードを開放
〔写真1〕北側のファサードを開放
北西側を流れる1級河川の芥川越しに見た外観(写真:母倉 知樹)
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北東から見た外観。南側の既存棟を遮るように建物を建てた。断面は周辺環境に応じて各階のボリュームをずらした構成にし、内部空間に変化をつけた(写真:母倉 知樹)
北東から見た外観。南側の既存棟を遮るように建物を建てた。断面は周辺環境に応じて各階のボリュームをずらした構成にし、内部空間に変化をつけた(写真:母倉 知樹)
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〔写真2〕直天井の開放的な事務室
〔写真2〕直天井の開放的な事務室
2階事務室からはJR京都線の様子がよく分かる。サイズを統一した大梁と小梁、ライン照明が整然と並ぶ直天井の開放的な空間。部材や設備は黒塗りせず、既製品の色をそのまま生かした(写真:母倉 知樹)
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