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世界遺産の厳島神社がある宮島(厳島)に渡る玄関口に、フェリーターミナルが完成した。半屋外の大空間は、多くの乗船客を流すのと同時に、周辺地区で始まった街の再編との一体性に配慮した。

宮島の玄関口に当たる宮島口に完成したフェリーターミナル。2枚の大きな屋根がトップライトを挟んで切妻状に架かり、半屋外の開放的な空間が広がる。宮島口と宮島桟橋を結ぶ「宮島航路」は、宮島を訪れる観光客の大半が利用するほか、宮島の住民にとって生活の足でもある(写真:イクマ サトシ)
宮島の玄関口に当たる宮島口に完成したフェリーターミナル。2枚の大きな屋根がトップライトを挟んで切妻状に架かり、半屋外の開放的な空間が広がる。宮島口と宮島桟橋を結ぶ「宮島航路」は、宮島を訪れる観光客の大半が利用するほか、宮島の住民にとって生活の足でもある(写真:イクマ サトシ)
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 宮島を訪れる観光客数は近年、増加傾向が続いている。2019年は約465万人を数え、2年ぶりに過去最高を更新した。10年前と比べると1.35倍だ。そのうち約34万人を占める外国人観光客は、5年間で約2.5倍に急増している。

 宮島に渡る観光客の大半は、広島県廿日市(はつかいち)市の宮島口からフェリーに乗る。その桟橋がある「宮島口旅客ターミナル」が20年2月末にオープンした〔写真12〕。宮島口地区の港湾整備を進めている広島県が整備したものだ。オープン時期がコロナ禍と重なるあいにくの船出となったが、宮島のもみじが色づく秋を迎えて客足が徐々に戻ってきた。

〔写真1〕利用者数は全国屈指
〔写真1〕利用者数は全国屈指
南から見下ろす全景。写真中央が宮島口旅客ターミナル。橋を渡った海上にフェリーが発着する桟橋がある。宮島航路は全国屈指の利用者があり、日中は2社のフェリーがそれぞれ15分間隔で発着する。写真左上はJR宮島口駅(写真:イクマ サトシ)
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〔写真2〕桟橋も統一したデザイン
〔写真2〕桟橋も統一したデザイン
写真右は旅客ターミナル、左は桟橋。桟橋は広島県の別事業だったが、県は旅客ターミナルを設計した乾久美子氏に桟橋の屋根デザインも依頼し、統一感のある景観とした(写真:イクマ サトシ)
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