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高台の分譲地に立つ戸建て住宅だ。家の南側は谷で眺めがよく、北側からは風が吹く。温暖な静岡県で夏に涼しく過ごせるように、家の半分は風が通り抜けるトンネルのような吹き抜け空間として設計した。

 静岡県三島市から神奈川県箱根町に続く旧道沿いの、見晴らしがいい場所に立つ。シンプルな切妻屋根が架かる建物で、妻側ファサードの右半分が窓、左半分が白い壁という目立つ住宅だ。東側に飛び出したエントランス部分を除けば、ほぼ左右対称な外観の家で、窓の側はオープンなリビング、壁の側はキッチンや浴室などプライベートな部屋を配置した〔写真1~4〕。

〔写真1〕「風のトンネル」空間が生活の中心
〔写真1〕「風のトンネル」空間が生活の中心
家族4人と犬と猫が暮らす、南北に長いリビング。手前の床はフローリング、奥はコンクリートの土間(写真:車田 保)
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〔写真2〕南側は半分が窓、半分が壁
〔写真2〕南側は半分が窓、半分が壁
南側から見た外観。向かって右側は大開口の窓、左側は白い壁。窓側は北から南に向かって風が吹き抜ける。家の南側には庭とテラスがある(写真:車田 保)
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〔写真3〕北側の外観は南側をほぼ左右に反転させたもの
〔写真3〕北側の外観は南側をほぼ左右に反転させたもの
北側から見た外観。向かって左側は、南面まで空間が抜けている(写真:車田 保)
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〔写真4〕趣味の道具を置ける大きなエントランス
〔写真4〕趣味の道具を置ける大きなエントランス
東側から見た外観。細長いエントランスの空間を設けた。壁面の棚には、趣味のキャンプ道具や敷地内の畑で使う農機具などを収納できる(写真:車田 保)
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 ここに夫婦と子ども2人、さらに犬と猫が1匹ずつ暮らす。下の子はまだ小さい。ハイハイしたり時々立ち上がったりして、ペットと一緒にフローリングの床と土間で構成したリビングを動き回っている。