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 今号の特集は、コンクリートに注目しました。3Dプリンターなどのデジタル技術の活用と、脱炭素の取り組みについて、取材しています。

 コンクリートの脱炭素化を図る際、注目されるのがポルトランドセメントです。その主成分はカルシウム(Ca)であり、生成過程で二酸化炭素(CO2)を放出するなど、両者の関係は密接です。今回の特集では、CaCO3やCaOなど、中学校で教わった化学式が登場します。

 究極は、国のイノベーションプロジェクト「ムーンショット型研究開発事業」に採択された、東京大学などが進める研究です。ポルトランドセメントを用いず、既存のコンクリートのCaとCO2を原料に構造物をつくり出します。この化学式にも注目してください。