読者から/編集部から
目次
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変革に挑む新興勢力に期待
今号は建設業界のイノベーションに挑むベンチャー100社を特集しました。取材前のリサーチ段階では、「ポータブル手洗い機を開発したWOTA(ウォータ)が建設業界に参入し始めたのか」などと驚くことがありました。デジタル技術などの発展が目まぐるしい昨今、建設業界に変革をもたらすのは業界内の企業とは限りませ…
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建築主が納得する省エネ
建築物省エネ法の改正により、小規模住宅でも省エネ基準に適合しているか、建築士から建築主への説明が義務化された。建築主に説明すると、大多数は「建築コストにあまり影響の無い方法にして」と言う。省エネ性能を上げるのに最適な方法を提案するも、断熱材など見えない部分はなかなか納得してもらえない。
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学生は研究で能力を育てよ
建築士法の改正で、2020年からは大学卒業後すぐに1級建築士試験を受験できるようになった。私は大学で教員をしている。1級建築士試験の勉強のため、在学中から資格学校に通っている学生がいる。試験制度が変わった時点でこうなることは分かっていたが、「みんな資格が欲しいんだ」とびっくりする。
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既存ZEHへの影響は?
国土交通省はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)相当の省エネ住宅を想定して、必要壁量を増やす検討を始めました。ZEHは既に大量にあるので、それらへの影響が気になります。国交省は過去に取得した耐震等級が変わることはないと説明していますが、必要壁量が変われば実質的に下の等級に位置付けられる可能性…
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住宅に重要な可変性
住まいには、住み手の年齢や家族構成、世代交代などに伴うライフスタイルの変化やその時代の価値観に適応した機能や空間が必要だと思っている。日経アーキテクチュア2022年3月24日号の特集「進化系キッズ住宅」を読み、子どもの成長に合わせた空間づくりに1つのヒントを見たように感じた。
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視覚障害者が使いやすい住宅
2年前に緑内障と診断されたのをきっかけに、視覚障害者が使いやすい住宅をつくるにはどうしたらいいかと考えるようになった。
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My Shokudoに行ってみた
常盤橋タワー3階のMy Shokudoについて取材した後、三菱地所の担当者にこう言われた。「午後5時半以降は、常盤橋タワーの就業者以外もMy Shokudoを利用できる。好立地でビール1杯280円。穴場ですよ」
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建て替えは良いことか
東京海上日動ビル本館を建て替えるというニュースがあった。世間ではおおむね好意的な記事が多かったようだ。だが、このように建て替えるのは良いことなのか。
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社内の技術力の低下を懸念
働き方改革を進める中で、若手技術者の育成に頭を悩ませている。
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変わる「資格」事情
脇目も振らず仕事にまい進し、気付くと現場働きから中堅管理者へ立場が変わっていた……。そんな真面目だけど不器用に働く人に読んでもらいたいのが今号の資格特集です。
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脱炭素へ建築もミニマルに
脱炭素社会に向けて様々な業界で取り組みが始まっているが、建設業界はどうだろうか。
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地盤調査で事故防止を
「建物は人の命を守る箱である」と思い、設計をしている。しかし、そうではない建物が少なくない。
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改めて考えたい建築の役割
本稿の執筆時点で、ウクライナとロシアの間に停戦の見通しは立っていません。この戦争が建築ビジネスに与える影響も、いよいよ無視できなくなってきました。そこで今号の特集では、ウクライナ危機が建築界にもたらす影響を、様々な断面から探ろうと試みました。先行きがあまりに不透明なため、予測にとどまる記述も少なく…
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二の足を踏むBIM導入
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に関する記事を読むたびに、今使っている2次元CADからステップアップすべきかそうでないか、悩んでしまう。
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「供給網」に着目した背景
今号の特集「建設資材の高騰」は、私自身、いつか本腰を入れて取り組みたいと考えていたテーマです。
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免震に関する懸念あり
大地震の発生が心配される中、免震構造を採用したタワーマンションなどの超高層建築物が各地で建てられている。免震装置自体については、各メーカーが研究や検証を繰り返しているはずで、安全性は確保されているのだと思う。しかし、免震装置を取り付ける躯体部分の耐震性はどうか。大地震の時でも不安がないといえるのか…
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コロナ禍で子どもの環境も変化
今号は子どもが健やかに暮らし、成長できるキッズデザイン住宅を特集しました。コロナ禍の影響によって、社会が大きく変化しています。子どもを取り巻く環境も例外ではありません。
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24時間換気を再考する時
設計者として、地球温暖化に対して何かできることがあるのではないかと模索している。
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オンライン説明の効率悪く悩む
コロナ禍で顧客との打ち合わせをウェブ会議で行うことが多くなった。実際に会って話すのと比べてスムーズにいかず、頭を痛めている。
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とにかく買って使ってみる
今号では、3Dプリンターについて特集しました。課題は残っているものの、想像の膨らむ技術です。