読者から/編集部から
目次
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省エネ適判への理解不足
私は主に商業施設の設計をしている。業務を進める中で今、苦労しているのが省エネ適判だ。
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人生を引き受ける家
最近、父を連れて近くに引っ越した。より良い環境を求めてである。
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新しい手すりの形に期待
子どもの転落事故を手すりの形でいかに防げるかを取材する中で、ロナルド・メイス博士の「ユニバーサルデザインの7原則」を思い起こしました。「公平な利用」の他に、「失敗に対する寛大さ」などがあります。
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残業減の構造設計への影響
私は設計事務所で構造設計をしている。この分野でも働き方改革が進んだ。それにより残業時間は制限され、構造の検討にかける時間が少なくなっている。他社では、コストを削減する経済設計を追求せず、コストが高いままの設計で良しとしていると聞いた。
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若手デザイナーの活躍に期待
2021年12月23日号の特集「建築デザインを変革する50人」では、若手を中心に、日本の設計界が紹介されている。それぞれの得意分野で能力を発揮するデザイナーに、頼もしさを感じた。
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住宅での“我慢”解消に期待
暖房をかけてもなかなか部屋が暖まらないため、家では布団にくるまって過ごしています。高性能な省エネ住宅が標準化されることで、こうした住宅での我慢がなくなることを期待しています。
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対面の機会が減ることの不安
コロナ禍でテレワークが増え、通勤にかかる時間が無くなったり、データサーバーの共有が進んだり、業務の効率化が進展した。一方、顧客と直接会って話す機会が減っていることに不安を感じている。
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脱炭素に地産地消の考えを
社会資本整備審議会の建築分科会が脱炭素社会に向けた建築物の省エネ対策を取りまとめた。だが、その内容に関して懸念がある。
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都市づくりが歴史的転換点に
公開空地や有効空地が、単なる通行路あるいは使い道のない空き地にとどまっている問題は、かつてよく口にされました。2000年代に入って規制緩和手法が広がり、ビルの足元に設けるオープンスペースの在り方は様変わりしています。
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防火区画などの違反に対策を
改修工事において、内装に関連する法令違反を見聞きすることが多い。防火に必要な設備を取り付けていないとか、改修設計や施工の際に防火区画・防煙区画が変更されてしまい、法適合がなされていないなどだ。
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技術革新の一方で修理難しく
病院で施設管理の仕事をしている。現場では、技術者の高齢化から廃業する工事会社が増えた。人材不足からか、トイレといった衛生器具などの施工方法が改良され、仕上がりの質の均一化や施工時間の短縮が見て取れるようになった。
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海上都市構想その後
2008年に清水建設が発表した海上未来都市構想を覚えていますか。高さ1000mの超高層タワーを海上に浮かべて1万~5万人が住むアイデアに度肝を抜かれた人も多いでしょう。一方で「建設会社はたまにトンデモ構想を発表するよね」と冷めた目で見た人もいるかもしれません。
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中小企業のBIM化進まず
国土交通省がBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用を推進しているものの、その導入は一部でしか進んでいないと感じている。大手の建設会社や設計事務所ではBIMを使うプロジェクトが多く、研究チームをつくるなど人材の育成が進んでいる。しかし中小企業になるとそうはいかない。
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「監理」おざなりにしていないか
見た目ばかりを追求して、設計後のことがあまり考慮されていない建築物が増えている。新築の建物や建設現場を見て、そう感じている。
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50組をヒントにいざ変革
2016年以降、毎年恒例となった特集「10大建築人」では、その年に活躍が目立った人物10組を選定してきました。今号は東京五輪後の10年を見据えた拡大版です。建築界、特に建築デザインを変革してくれると編集部が期待する50組を一挙に取り上げました。
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土地履歴の把握が肝心
企画営業として携わった建物で、基礎が不同沈下した苦い経験がある。他社が設計し、当社が施工した建物だった。不十分なボーリング調査により、適切な地盤の補強ができていなかったことが原因だった。
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街づくりの中心に災害対策を
自然災害による被害が毎年のように発生し、今後も被害が予想される。その都度、国や企業、個人が建物など資産の毀損への対応に追われれば、日本全体が疲弊する一方だ。
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スポーツ施設の「進化」に期待
今号の特集では、これからのスポーツ施設の新たな在り方を探りました。取材を進める中で聞いた「施設をエンタメ空間化して、スポーツにあまり興味のない人をいかに楽しませられるかが重要」という言葉が印象に残っています。
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長寿命化と省エネ改修に悩み
公共施設等の老朽化対策として、多くの自治体が2020年度までに「公共施設等総合管理計画」や「個別施設計画」を作成し終えた。
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シミュレーションの精度に疑問
空調設計において、PC上で解析ソフトを使ってシミュレーションをすることが一般的になっている。空気の流れや温度分布が見えて建て主にも理解しやすいが、シミュレーションの精度はどうなのだろうか。例えば吹き抜け空間は天井付近に暖かい空気がたまりやすく、想定通りの温度分布や消費電力にならないことがあるのでは…