読者から/編集部から
目次
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働くスタイルを選べる環境に
若い人たちが高いモチベーションで設計の仕事を続けられる環境づくりを実践しながら、設計事務所を経営している。
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CaとCO2を巡る熱い研究
今号の特集は、コンクリートに注目しました。3Dプリンターなどのデジタル技術の活用と、脱炭素の取り組みについて、取材しています。
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デジタル化で画一化を懸念
CADや構造計算ソフトなど設計ツールが進化して便利になっている。一方で、建て主からは、これまでなかった3Dパースやバーチャルツアーなどが要求されるようになった。仕事のスピードアップも求められ、じっくりと考える時間が減った。
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小さな自治体こそPPP活用を
現在私は、国土交通省が公募しているPPP(官民連携)協定パートナーとして、自治体や民間企業への啓発活動に取り組んでいる。
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個人でも意匠権を取れます!
今号では、建築物や内装の意匠権について特集しました。意匠法改正で2020年4月に意匠権の取得が可能になって以来、様々な企業が積極的に登録の出願をしています。
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悩ましい2項道路問題
自治体の建築職を定年退職後、民間の確認検査機関で検査員として働いている。業務を通じて対処が難しいと感じるのが、「2項道路」だ。
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急変した適合義務化への機運
「もしも住宅の省エネ基準適合義務化の議論が再燃したらどうしますか」。企業や設計者、専門家などの取材でそう聞くと、「そんなことは当分ないよ」と苦笑されました。建築物省エネ法の改正で、国が適合義務化を見送った経緯が記憶に新しいからでしょう。
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内装偏重の発注者が増えた
建材・設備メーカーで建築事業に関わっている。最近の新築ビルではテナントの力が強まり、建設中の内装工事に影響を及ぼすことが増えた。こうした“テナント重視型”の建て主とつながりを持つ設計事務所や内装工事会社の台頭も目立つ。
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民法改正でリスク管理が重要に
2020年4月施行の民法改正で「瑕疵担保責任」が「契約不適合」に変わった。契約不適合が是正できない場合、発注者が代金減額請求や完成後に契約解除できるようになった。建て主に寄り添う改正内容だ。
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常識が覆ったあの日から10年
2021年3月11日。東日本大震災の発生から10年が経過しました。震災発生当時、高校生だった筆者は、奈良市の体育館で部活動をしていました。長い時間揺れを感じたことを覚えています。帰宅後、テレビに映っていた被災直後の映像は今でも忘れられません。
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高めたい建築士の社会的評価
建築士は生活空間の創出や文化創造の担い手であると思う。その業務は、設計から工事監理、施工管理、他業種との調整まで幅広く、課せられる責任は、時代の要請や法改正などにより重くなってきている。
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気を付けたい緑化の「落とし穴」
緑化に関するコンサルタント業務に携わっている。多くの設計を検証する中で、設計者たちの植物に対する知識の未熟さを感じるケースによく出くわす。
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“現場”復帰は予想以上に大変
今号の特集の取材は、60歳の定年まであと1年半に迫った自分にとって、今後の進路を再確認するよい機会になりました。
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設計事務所は敷居が高い?
住宅を中心に設計していると、一般の人から設計事務所は敷居が高いと思われているのではないかと感じることがある。
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審議会もリモートの時代に
今号は毎年恒例の法令特集です。2021年も建築実務に関わる様々な法律や制度が施行されます。
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ウイルス対策の勘所を知りたい
新型コロナウイルスの収束のめどが立たず、建築物の設計においても感染予防を強く意識する必要があると感じるようになった。例えば、十分な換気や3密対策、抗ウイルス機能を持つ製品を、設計にうまく取り入れながら対応していくことが不可欠だと考えている。
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安全・安心を脅かす違法建築
度重なる法令違反が建設業界を揺るがしている。2020年11月12日号の特集「法令違反の代償」は、発覚した様々な不正の顛末を紹介し、業界に警鐘を鳴らす内容だった。誌面に示された何十億円、何百億円という損害賠償額を目にし、気を引き締めた読者も多いのではないか。
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新常態のオフィスに話題集中
毎年恒例の注目プロジェクト調査を担当しました。ここ数年は2020年東京五輪に照準を合わせた建設ラッシュがあったため、21年以降に竣工する回答は減るのではと、20年夏の調査準備時点に想像していました。そんな不安を裏切るように、前年超えの約500件が集まりました。
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不安だらけの「1人設計事務所」
個人で設計事務所を営んでいる。1人事務所ならではの悩みやコロナ禍の影響で、最近は不安ばかりが募る。将来が心配だ。
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秀逸な「名建築ガイド」
日経アーキテクチュア連載「建築巡礼」を毎回楽しみにしている。全国に点在する名建築をイラストと写真で興味深く解説。「巡礼者」である2人の建築に対する愛情が伝わってくる。