繊維系など先端素材の開発が活発化。自己修復コンクリートの実用化は目前だ。そうした華やかな開発合戦の陰で、採用実績を増やしている“知る人ぞ知る”素材もある。例えば、超薄肉コンクリート板。厚さが40mmに満たない、しなやかなパネルが自由に設計できる。ひも状のアラミド繊維もそうだ。木造建築の耐震補強に活用し、誰でも施工できるようにした。これらの素材に共通する特徴は「薄く」「軽く」「強く」。着実な進化によって用途も大きく拡大する。セルロースナノファイバーなど先端の動きとともに、今すぐ使える注目素材を追った。

上の写真は、ストックヤードの向こうに立つコンクリート2次製品メーカーの新本社ビル。周囲を覆うのは、高さ8.7mの超薄肉コンクリート板によるルーバーだ。厚さは最大50mm。高強度コンクリートを用い、炭素繊維ケーブルを緊張材としたプレストレストコンクリートだ。下の写真は、築50年超の木造建築。既存の軸組みを生かし、確認申請が不要な範囲でコワーキングスペースなどに改修した。むき出しになった柱の間に、高強度アラミド繊維による「ひもブレース」がクロスする。DIYで施工できるようにして、既存木造の耐震補強促進を狙う(写真:上は細矢 仁、下は安川 千秋)
上の写真は、ストックヤードの向こうに立つコンクリート2次製品メーカーの新本社ビル。周囲を覆うのは、高さ8.7mの超薄肉コンクリート板によるルーバーだ。厚さは最大50mm。高強度コンクリートを用い、炭素繊維ケーブルを緊張材としたプレストレストコンクリートだ。下の写真は、築50年超の木造建築。既存の軸組みを生かし、確認申請が不要な範囲でコワーキングスペースなどに改修した。むき出しになった柱の間に、高強度アラミド繊維による「ひもブレース」がクロスする。DIYで施工できるようにして、既存木造の耐震補強促進を狙う(写真:上は細矢 仁、下は安川 千秋)
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