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設計=森ビル、入江三宅設計事務所、安井建築設計事務所、日建設計、観光企画設計社ほか 施工=鹿島・戸田建設・フジタJV、竹中工務店、鹿島、清水建設、大成建設 構造=鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 階数=地下4階・地上37階(事務所棟) 竣工=1986年(昭和61年) 所在地=東京都港区赤坂1-12-32ほか 交通=東京メトロ南北線・六本木一丁目駅から徒歩1分
設計=森ビル、入江三宅設計事務所、安井建築設計事務所、日建設計、観光企画設計社ほか 施工=鹿島・戸田建設・フジタJV、竹中工務店、鹿島、清水建設、大成建設 構造=鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 階数=地下4階・地上37階(事務所棟) 竣工=1986年(昭和61年) 所在地=東京都港区赤坂1-12-32ほか 交通=東京メトロ南北線・六本木一丁目駅から徒歩1分
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 バブル経済期以降のブームに先駆けて、東京の都心部で実現した代表的な都市再開発がアークヒルズである。

 アークヒルズの「ARK」は、「赤坂」と「六本木」の「つなぎ目(Knot)」という意味から、その頭文字を取って付けたとされる。ここはかつて、住宅密集地だった。赤坂、六本木、虎ノ門といった繁華街に挟まれたエリアだが、いずれからも少し距離がある。今は地下鉄の駅からも近くて便利だが、竣工した時点では南北線も開通しておらず、都心のエアポケットのような場所になっていた。

 そのエリアで、虎ノ門地区を中心として賃貸オフィスビルの開発事業を行っていた森ビルが、1967年から実に1件ずつ用地買収を行い、実現させたプロジェクトだ。

 森ビルはこの後、愛宕(あたご)グリーンヒルズ(竣工:2001年)、六本木ヒルズ(03年)などを手掛ける。また、他の事業者による大規模再開発も、東京では恵比寿ガーデンプレイス(1994年)、晴海アイランドトリトンスクエア(2001年)、東京ミッドタウン(07年)などと続いていく。それらにとって先行する参照事例となったのが、このアークヒルズである。

(イラスト:宮沢 洋)
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