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2020年6月調査では、鉄筋コンクリート造(RC造)マンションの動向を紹介する。コストの動向を示す指数が前月比で0.1%下落した。躯体の資材・工事費の下落が主な要因だ。RC造の主要資材である鉄筋の取引価格は、主要3都市とも値下がりが続いている。(日経クロステック)

■「ちょい読み」版とは
日経クロステック有料会員向けの連載「建築単価ウオッチ」の一部を日経アーキテクチュア読者向けにお届けするのが「ちょい読み」版だ。日経クロステックでは、詳細な情報を速報している

 20年6月のRC造マンションの工事原価指数は、前月比で0.1%下落した〔図1〕。20年2月から5カ月連続となる。専門工事別で見ると、電気が0.3%上昇、仕上げが0.2%上昇、一方で躯体が0.6%下落した。変動の主な要因は、鉄筋、鉄筋加工組み立て、鋼材などの工事費や資材価格の下落である。

〔図1〕RC造マンションのコストの動向を示したグラフ。20年6月は、工事原価指数が前月比で0.1%下落した。躯体の資材・工事費の値下がりが影響している(資料:建設物価調査会)
〔図1〕RC造マンションのコストの動向を示したグラフ。20年6月は、工事原価指数が前月比で0.1%下落した。躯体の資材・工事費の値下がりが影響している(資料:建設物価調査会)
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 RC造の躯体工事に関連する主要資材のうち、鉄筋に使う異形棒鋼の東京における1トン当たり取引価格は前月から1000円値下がりして6万3000円だった〔図2〕。前月比で1.6%下落、前年同月比では12.5%下落となった。

〔図2〕鉄筋として使う異形棒鋼(SD295A、D16)の1トン当たり取引価格を東京、名古屋、大阪について示したグラフ。3都市ともそろって1000円値下がりした(資料:建設物価調査会)
〔図2〕鉄筋として使う異形棒鋼(SD295A、D16)の1トン当たり取引価格を東京、名古屋、大阪について示したグラフ。3都市ともそろって1000円値下がりした(資料:建設物価調査会)
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 需要の低迷によりジリ安の商状が続いている。新型コロナウイルスの影響で先行きの需要動向に不透明感も強い。一方、主原料の鉄スクラップの発生量が減少し、需給がタイト化したことで、鉄スクラップ価格は値上げに転じた。こうしたなか、電炉メーカー各社は、製造コスト上昇を受け、価格重視の姿勢をより一層強めている。製品の先安観は払拭されつつある。

 名古屋の取引価格は、前月から1000円値下がりして6万円。大阪は、前月から1000円値下がりして5万8000円。3都市とも4カ月連続の値下がりとなった。

■「建築単価ウオッチ」の概要

  • ウェブサイト「日経クロステック」上で提供するウェブ有料会員限定コンテンツ
  • 一般財団法人建設物価調査会が調査・分析した建築のコストとプライスに関する最新データを、日経クロステックを通じて毎週(月4回、毎週木曜)提供
  • マンション、事務所、高齢者福祉施設、戸建て住宅の主要4用途に関するプライス(総工事費単価)とコスト、主要資材や主要工事の取引価格の動向を速報