ニュース 世界
目次
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安藤忠雄氏が韓国で個展に挑む
会場は自身が設計したミュージアムSAN、目標は入場者数約20万人
韓国・ソウルから東に約75km、原州(ウォンジュ)市の山中に立つミュージアムSANで安藤忠雄氏の個展が開催されている。会期は4月1日~7月30日の予定。開会前の記者会見には韓国内外から数多くのメディアが詰めかけ、大きな反響を呼んだ。
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シドニーで最も高いビルを三菱地所が開発
現地企業と共同の大規模開発で、複数の環境認証も取得
三菱地所は2022年11月25日、オーストラリアのシドニー市内で最高の高さとなるオフィスビルの竣工を発表した。高さは約263m、名称は「180 George Street(ジョージストリート)」だ。内装工事が継続中で、終わり次第テナントの入居を進める。
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世界で最も細長い超高層マンション
塔状比は脅威の1:24、最上部にTMDを搭載
2022年6月、米国ニューヨークのセントラルパーク南側に、最高高さ約435.3mの超高層マンションが完成した。「111 West 57th Street」のタワー棟だ。
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新型コロナ感染のリカルド・ボフィル氏逝く
東京銀座資生堂ビルなどを手掛けたポストモダンの巨匠
スペインの建築家リカルド・ボフィル氏が1月14日に死去した。82歳だった。現地報道によると新型コロナウイルスに感染していた。
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英国建築家リチャード・ロジャース氏が死去
ハイテク建築の第一人者、持続可能な都市の在り方も追求
建物の構造フレームや配管、エレベーターといったテクノロジーを建築意匠に取り込んだ「ハイテク建築」。その第一人者として活躍した英国の建築家リチャード・ロジャース氏が2021年12月18日に死去した。88歳だった。ロジャース氏は1971年にイタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏をパートナーに迎えて、仏パリの…
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カンプ・ノウなどの改修に約1950億円
FCバルセロナが計画を見直し、総事業費が2倍以上に
欧州で最大規模を持つサッカー専用スタジアム「Camp Nou(カンプ・ノウ)」(スペイン・バルセロナ)が拡張に向けて本格的に動き出す。同スタジアムを本拠地とするFC Barcelona(バルセロナ)は10月18日、カンプ・ノウを中心とした周辺地域の再開発計画「ESPAI BARÇA(エスパイ・バル…
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米国で3Dプリント住宅街、BIGが設計
2022年に着工予定、深刻な住宅不足の打破を目指す
米住宅建設最大手のLennar(レナー)と、米建設系スタートアップ企業のICON(アイコン)は、米国テキサス州オースティンに住宅街を建設する。住宅100戸を3Dプリンターでつくる。2022年に着工予定だ。設計はデンマーク・コペンハーゲンと米ニューヨークに拠点を置く世界的に著名な建築事務所のBjar…
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木造中古住宅を再構築した日本館が好評
ベネチア建築展で門脇耕三氏らが部材転用の可能性を提示
コロナ禍の影響で約1年遅れて、イタリアで「第17回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」が始まった。会期は5月22日から11月21日まで。授賞式は8月30日に開催する。
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ラカトン&ヴァッサルにプリツカー賞
低コストで拡張可能な住宅や集合住宅改修などの実績
2021年プリツカー建築賞をフランスのアンヌ・ラカトン氏とジャン・フィリップ・ヴァッサル氏が受賞した。同賞を主催するプリツカー財団が3月16日に発表した。同賞における49、50人目の受賞者だ。
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巻き貝のようなアマゾン第2本社
「自然、脱炭素、近隣」を重視した計画発表
米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は2月2日、米バージニア州アーリントンに建設する第2本社の計画概要を発表した。計画は、巻き貝のような形をしたビルと、それを取り囲むように配置した22階建てのオフィスビル3棟などから成る。オフィスビル3棟の総延べ面積は、約26万m2にもなる。発表内容か…
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GAFAが住宅供給、理由は罪滅ぼし?
「アフォーダブル住宅」に商機、建設テック企業も参入
サイバー空間に君臨するGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)が、巨費を投じて住宅整備に乗り出している。といっても不動産会社や住宅メーカーになりたいわけではない。目的は一種の「罪滅ぼし」だ。
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ドバイ万博が1年延期、21年10月開幕に
新型コロナを考慮しつつ、パビリオン建設は続行
博覧会国際事務局(BIE、本部はフランス・パリ)は5月4日、「ドバイ万博」の開幕を当初計画から約1年延期し、会期を2021年10月1日から22年3月31日までに変更すると発表した。
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バリ島にOMA設計の開放型リゾート
ホテル1階の大部分を地域密着のオープンスペースに
インドネシア・バリ島に、OMA(オランダ・ロッテルダム)が手掛けたホテルが完成した。島の南端にあるビーチリゾート、スミニャックで2月にオープンした「ポテト・ヘッド・スタジオ(Potato Head Studios)」だ。
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プリツカー賞は初の女性ユニットに
ファレル氏とマクナマラ氏、アイルランドとしても初
2020年プリツカー建築賞が、アイルランドの2人の女性建築家Yvonne Farrell(イボンヌ・ファレル)氏(1951年生まれ)とShelly McNamara(シェリー・マクナマラ)氏(52年生まれ)に決まった。同国からの選出は初。女性ユニットとしても初の受賞となる。主催するハイアット財団が…
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廃棄物発電施設の屋根を滑走
屋上にスキーコース、デンマークのコペンハーゲンに誕生
芝のスロープをスキーヤーが滑走する。その奥には、もくもくと煙を吐く煙突が──。デンマークの首都コペンハーゲンで10月にオープンした「CopenHill(コペンヒル)」は、焼却した廃棄物をエネルギーに変換して利用する発電施設だ。この街を拠点とするビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)などが設計した…
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世界最大規模の北京「ヒトデ形」空港
ザハ氏が生前に設計、年間旅客数1億人に対応
中国・北京市に新たな国際空港「北京大興国際空港」が誕生した。設計を手掛けたのは英国のザハ・ハディド・アーキテクツとフランスのエンジニアリング会社ADPアンジェニエリ。ターミナルビルから5方向に延びるコンコースと交通センターで構成されるヒトデのような外観が特徴だ。9月25日に運用を開始した。
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坂茂氏設計のオメガ・スウォッチ新本社
長さ240mの木造グリッドシェルが公道をまたいで横たわる
世界的な時計メーカーであるスウォッチグループの新たな拠点が10月3日、スイス西部のビールにオープンした。同社の従業員だけでなく、地域住民にも歓迎ムードが広がっている。設計したのは2011年の国際指名コンペに勝利した坂茂氏だ。
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ロシア最大手銀行のコンペは日建設計に
ザハ事務所などに勝利、公共交通指向型開発のモデルに
ロシア・モスクワに建設するホールを核としたTOD(公共交通指向型開発)の国際指名設計コンペで、日建設計の案が最優秀に選ばれた。
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ベネチア建築展日本館、門脇耕三氏に
中古住宅を解体輸送「会場でつくりながら見せる」
国際交流基金は7月8日、イタリア・ベネチアで2020年5月23日から11月29日まで開催される「第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館展示のキュレーターを、建築家で明治大学准教授の門脇耕三氏に決定したと発表した。
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米NYの新名所「伸縮する劇場」
ETFEに覆われた「動くシェル」で演目に応じて空間を拡張
米国ニューヨークの再開発地区に誕生した複合文化施設「ザ・シェッド」が話題を呼んでいる〔写真1、2〕。設計したのは、ニューヨークの設計事務所ディラー・スコフィディオ+レンフロ(DS+R)だ。4月5日に開業した。総工費は約4億400万ドル(約436億円)に上る。