米国ニューヨークの再開発地区に誕生した複合文化施設「ザ・シェッド」が話題を呼んでいる〔写真1、2〕。設計したのは、ニューヨークの設計事務所ディラー・スコフィディオ+レンフロ(DS+R)だ。4月5日に開業した。総工費は約4億400万ドル(約436億円)に上る。
敷地は大規模再開発が進むハドソンヤード地区の一画にある。建物の規模は、総延べ面積1万8600m2、地上9階建て。構造は鉄骨造だ。
ザ・シェッドの構成は、地上1階にメインロビーを配置。レベル1に、地下鉄7番線の34丁目ハドソンヤード駅から公園へと抜けられる上階ロビー、レベル2とレベル4にギャラリー、レベル6に劇場、レベル8にトップライトのあるイベントスペースを配している。
建物の西側は、同じくDS+Rが設計した「15ハドソンヤード」に連結している。地上88階建ての15ハドソンヤードは、同時期に竣工したこの地区初の住居タワーだ。