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仕上げは見た目だけでなく躯体を守る役目も担う重要部材だ。想定外の劣化や早期の汚れといったトラブルを回避し、美しく保つための勘所を押さえておきたい。まずは、木材保護塗料のトラブル回避術を紹介する。(日経アーキテクチュア)

(写真左:オスモ&エーデル、写真右:日経アーキテクチュア)
(写真左:オスモ&エーデル、写真右:日経アーキテクチュア)
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 シナベニヤを貼った内装で、クライアントから木目を見せた黒色の塗装仕上げをリクエストされた。そこで、エボニー(黒檀(こくたん))色を選んで塗装後、現場に行ってがくぜんとする。全体が色ムラだらけの仕上がりで目も当てられない。

 木材保護塗料を仕上げに使って、そうした苦い経験をしたことのある設計者も少なくないだろう。色ムラは、塗装業者が下手だからだと結論付けてしまいがちだが、実はそうでもない。塗料と木材の相性が関係しているケースも多いのだ。

 木材保護塗料は、大別すると「クリア」「半透明」「塗り潰し」の3種類の仕上げがある。その中で木目を見せる半透明の仕上げは、木が「軟らかい」「塗料の吸い込みが悪く不均一である」「樹脂分が多い」ことが原因で色ムラになりやすいのだ。