PR

ライフスタイルの変化を視野に

 シェアハウス発の住民交流が賃貸住戸にも波及することで、全体のコミュニティーを醸成する――。保育所利用者との交流も期待できる。1階の住戸エントランス脇には日曜大工などに使える「パブリックガレージ」〔写真8〕。これも屋上庭園と同じ機能を期待した共用空間だ。

〔写真8〕趣味に使える共用スペース
〔写真8〕趣味に使える共用スペース
1階エントランス脇には日曜大工などに使える「パブリックガレージ」(写真左手)。金網の仕切り越しに利用者が見えるので、住人相互の関心や交流を深めるきっかけになる(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]
〔写真9〕住戸出入り用のアプローチは別に
〔写真9〕住戸出入り用のアプローチは別に
保育所の1階入り口。前面道路側で、子どもの飛び出しなどを防ぐフェンスの仕切りがある。住戸エントランスは写真正面の出隅左手奥で、出入り用アプローチを別に設けた(写真:浅田 美浩)
[画像のクリックで拡大表示]

 住民全体の交流は安心感や居心地の良さを培い、入居率や賃料の維持、住人の居住期間長期化にも貢献する。それは賃貸物件の安定収益確保に直結する。事業者側で陣頭指揮を執るスターツアセットマネジメントの平出和也社長は、「若い人を中心に『モノをできるだけ買わない』などライフスタイルが大きく変化しており、住まいの供給側にもイノベーションが迫られている」と話す。

 スターツグループが自社開発の物件で外部設計者に依頼するケースはそれほど多くはないという。学生寮などで実績がある西田氏らに設計を委ねたのは、イノベーションのための“実験”でもある。3月初旬時点で賃貸住戸は約7割、2月から募集を開始したシェアハウスは住室の約6割でそれぞれ入居者が決まっている。出足は順調だ。