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東京と広島の2つを拠点にするサポーズデザインオフィスが、既存ビルを改修し、同社広島オフィス兼ホテルとする計画を進める。事業の企画から設計、運営までを自社で手掛け、2019年内に開業予定だ。

<span class="fontSizeL">僕らなりの「作家性」と「社会性」を両立させる</span><br>── 谷尻 誠
僕らなりの「作家性」と「社会性」を両立させる
── 谷尻 誠
<span class="fontSizeL">「センスのいいデベロッパー」になれたら、面白いかなって</span><br>── 吉田 愛
「センスのいいデベロッパー」になれたら、面白いかなって
── 吉田 愛

谷尻 ホテルと住宅で同じ過ごし方をしていても、なぜかホテルの方が気持ちが高ぶりますよね。それが大きなカギだと思っています。例えば、ホテルのようなサービスのない住宅でも、気持ちの高ぶりをデザインできたら、もっと暮らしは豊かになる。

 僕らは常に、新しくて価値があるものを提案したいと思っています。それは、「アトモスフィア(雰囲気)」を含め、実物でプレゼンテーションする以外にない。あくまでも設計事務所として、リアルな体験の場のポートフォリオをつくっている〔図12〕。それが根っこです。

〔図1〕「社食堂」を広島のカルチャー発信拠点に
〔図1〕「社食堂」を広島のカルチャー発信拠点に
サポーズデザインオフィスが手掛ける「ユアホテル」(猫屋町ビル改修工事)の1階完成イメージ。東京オフィスに併設する自営の飲食店「社食堂」を広島にも開く。近接地では、もう1軒の”自作自営”の新築ホテル計画も進む。7室を設け、20年以降の開業を目指す(資料:サポーズデザインオフィス)
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〔図2〕働く場所に様々な機能を混ぜる
〔図2〕働く場所に様々な機能を混ぜる
面積約50m2の客室を2部屋設ける(資料:サポーズデザインオフィス)
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オフィス部分では4階の床スラブの一部を取り払い、吹き抜けを設けた。3階はホテルのスイートルームのようなデザインで、ミーティングなどに使う(資料:サポーズデザインオフィス)
オフィス部分では4階の床スラブの一部を取り払い、吹き抜けを設けた。3階はホテルのスイートルームのようなデザインで、ミーティングなどに使う(資料:サポーズデザインオフィス)
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2階は多目的室(資料:サポーズデザインオフィス)
2階は多目的室(資料:サポーズデザインオフィス)
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吉田 それをピュアに伝えていきたいのなら、もちろん、自分たちで運営するよねと。そのための関連会社の立ち上げも準備を進めています。やると決めた目的のために、足りないものがあれば、つくる。

谷尻 どんなホテルかは、すごくシンプルです。「自分たちが泊まりたい、遊びに行きたいホテル」。

 常に心掛けているのは、「良い違和感」。「This is 〇〇」と表現できる単一の関係で満足してしまわないことです。物事は常に隣り合わせであるからこそ、感化されたり成長したりできる。そのためには“混ぜる”しかない。

吉田 例えば客室では、室内空間ながら、露天風呂のような解放感がある。そんな違和感をデザインに取り入れています。

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