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大成建設
現場のニーズを収集 中小企業とお見合い

 技術センターの中にオープンイノベーションチームをつくったのは2017年のこと。技術センターが建築や土木などの各本部からニーズを吸い上げ、それに応えてくれそうな国内の中小企業、ベンチャー企業とマッチングをする「ビジネスマッチング」と呼ぶ取り組みを実施してきた。企業の情報は、中小企業基盤整備機構の協力を得て集めている。

 こうした取り組みの成果の1つが、アナログ半導体メーカーのエイブリックと共同で開発した電源・配線が不要な漏水検知システムだ。2種類の金属を組み込んだセンサーに水滴が触れると生じる微弱な電力を、エイブリックの独自技術で蓄電・昇圧し、無線タグから電波を発信。漏水の発生を知らせる。

長島 一郎
長島 一郎
執行役員・技術センター長
(写真:日経アーキテクチュア)

 当社のグループ会社から、漏水を手軽に検知できる技術がほしいという要望があり、ビジネスマッチングで「お見合い」が成立した。

 この他にも、「共創活動」と称し、異業種の大企業も含めてより幅広くオープンイノベーションに関心がある企業との交流を図っている。これまでに「都市と健康」をテーマにイベントを開催した。(談)