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竹中工務店
アクセラレーターで「デート」の練習

 ベンチャー企業は我々のような大企業とは仕事の進め方が全く違うので、協業に取り組み始めた当初は「意気投合してデートにこぎつけたのに、どこへ行って何を話していいか分からない」ような状態に陥ることもしばしばだった。

 そこで、外部の企業のサポートを受けながら「TAKENAKAアクセラレーター」を始めた(「シリコンバレーでベンチャー探索」参照)。ベンチャーからビジネスプランを募り、当社の社員がカタリスト(触媒)としてサポートしながら提案内容を磨き上げていく取り組みだ。

村上 陸太
村上 陸太
執行役員・技術本部長
(写真:日経アーキテクチュア)

 ゼネコンにとっては、課題に応えてくれるのは協力会社というイメージが強い。だが、「この仕事を期限内にやってほしい」という感覚でベンチャーと付き合うと行き違いが生じる。アクセラレーターを通じて社員のマインドが変わり、「相手と一緒に取り組む」姿勢が身に付いてきた。

 シリコンバレーでの情報収集にも力を入れている。1月には、ロボット技術の技術革新や商業化を支援するNPO団体の「Silicon Valley Robotics(SVR)」と建設ロボットのフォーラムを立ち上げた。ドローンなどを扱うベンチャーに参加してもらい、関係を深めている。(談)