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鹿島
先端技術の探索 シンガポールに注目

 建設業の生産性を向上するにせよ、新たな価値を創造するにせよ、社内にない先端技術を外部から探してくる必要がある。そこで、国内外、大企業・ベンチャー企業を問わず、先端技術の探索に力を入れている。

 2018年にはベンチャーキャピタル(VC)のWiLのファンドに27億円の投資を決めた。WiLのネットワークを使いながら、シリコンバレーで優れた技術や協業の相手を探している。

福田 孝晴
福田 孝晴
常務執行役員・技術研究所長
(写真:日経アーキテクチュア)

 海外では、当社がアジア地域の拠点を置くシンガポールでの活動にも力を入れている。中国の深センやイスラエルにも近く、人や情報が集まる点が魅力だ。6年前に設けた技術研究所のオフィスの陣容を拡大している。

 シンガポールはシリコンバレーと少し雰囲気が違っていて、現地の有力大学との共同研究が主体になる。18年には、シンガポール国立大学と共同研究のMOU(覚書)を結んだ。南洋理工大学とも共同研究を進めている。シンガポール政府は最近、ベンチャー企業の育成にも力を入れている。大学発ベンチャーとの協業も検討していく。(談)