カウントダウン東京五輪
目次
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超高層空地に巨大「広場」増築
新宿住友ビル・三角広場(東京都新宿区)
「新宿住友ビル」の低層部で、大規模アトリウムの増築工事が進む。国家戦略特区の認定を受け、特定街区の都市計画を変更。住友不動産によると、特定街区の有効空地を屋内化した大規模改修に前例はない。6月には、国内最大級の屋内イベント広場として開業する。西新宿に林立する超高層の草創期をけん引した同ビルを改修し…
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新装ハマスタが無観客デビュー
横浜スタジアム(横浜市)
約6000席の増設など大規模リニューアルを完了した横浜スタジアムが3月7日、「無観客試合」で静かに幕を開けた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、プロ野球界が一丸となって判断した。同スタジアムでは、2017年11月から20年2月末まで段階的に増築・改修工事を進めてきた。東京五輪の開催時には、野…
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「日本一の超高層」着工まで3年
常盤橋地区周辺(東京都千代田区・中央区)
東京駅の北側に接する約3.1万m2の地区で完成時には高さ日本一となる東京駅前常盤橋プロジェクトが進む。事業者の中心となる三菱地所は「丸の内NEXTステージ」の始動を1月に宣言。2030年までの重点整備エリアを、常盤橋と有楽町に設定した。ハードとデジタル基盤の整備に、約6000~7000億円を投じる…
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63自治体が約4万本“貸し出し”
選手村ビレッジプラザ(東京都中央区)
東京五輪・パラリンピック開催時の選手団の交流拠点として晴海に建設が進む木造施設「選手村ビレッジプラザ」が報道陣に公開された。カフェや郵便局、美容室、メディアセンターなどの機能が入る。全国の63自治体から合計約4万本の木材の“貸し出し”を受け、5棟13区画に割り当てた。4月の竣工を目指す。
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走る地下鉄の真下にコンコース
日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅(東京都港区)
東京メトロ日比谷線に、初の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が誕生する。営業運転中の地下鉄のトンネル両脇と直下を掘削し、2023年に開業する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の地下広場と一体整備。地下1階プラットホームと延長約75mの地下2階コンコースを新設する。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、地…
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タワマンの地に巨大アリーナ
有明アリーナ(東京都江東区)
2020年東京五輪でバレーボール会場となる。都内のアリーナでは、1.5万人収容と最大規模を誇る。敷地に余裕がなかったため、建物の下部を絞って凹面状の「反り」のある屋根形状とした。近隣のタワーマンションなどへの光の反射を抑える意図もある。19年12月9日に竣工し、20年2月2日には、完成披露式典が開…
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歓声待つスポーツの「聖地」
国立競技場(東京都新宿区)
本連載では、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて変貌する東京の姿を写真で切り取っていく。第1回は2019年11月に完成を迎え、12月に撮影した「国立競技場」を取り上げる。