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首都高速道路、新幹線、モノレール。1964年東京五輪のレガシーが交差し、交通結節機能と海沿いの立地が接する。そのユニークなエリアが水辺活用のムーブメントに乗り、急ピッチで生まれ変わろうとしている。

 進行中の大規模開発のうち、2020年には2つの超高層プロジェクトが完成。浜松町駅前では、完成当時(1970年)には高さ日本一だった世界貿易センタービルディングの建て替えも視野に入っている〔図1〕。

〔図1〕交通インフラ更新と新「世界貿易センタービル」
〔図1〕交通インフラ更新と新「世界貿易センタービル」
総延べ面積約28万m2の「浜松町駅前プロジェクト」のうちA街区に「世界貿易センタービルディング南館」「同本館」を建設。南館は21年に竣工する予定。他に国際コンベンションホールを設け、バスターミナル棟の整備やモノレール駅の建て替え、旧世界貿易センタービルの解体なども順次進める(写真:ITイメージング、日経アーキテクチュアが加工)
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27年 浜松町2丁目4地区A街区(世界貿易センタービル建て替え)

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➊ 東京都港区浜松町2-5-22、37、48 他 ➋ 世界貿易センタービルディング、鹿島、東京モノレール、JR東日本 ➌ 日建設計、鹿島、トーニチコンサルタント、JR東日本建築設計 ➍ 鹿島(南館)、他の3棟は未定 ➎ 21年1月(南館)、27年12月(A街区全体) ➏ ― ➐ SRC造、RC造、S造 ➑ 地下3階・地上39階 ➒ 28万7985m2(うち南館は9万5239m2
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 浜松町駅は、JR山手線では最も海辺に近い。海側には竹芝客船ターミナルもある。JR東日本が、その立地を積極的に生かすプロジェクト「ウォーターズ竹芝」〔図2〕を進めている。

20年 ウォーターズ竹芝

〔図2〕水辺の非日常感を生かした「エンタメ街区」
〔図2〕水辺の非日常感を生かした「エンタメ街区」
劇団四季の専用劇場の他、オフィスやラグジュアリーホテル、商業施設などから成る。東京湾や浜離宮恩賜庭園に臨む立地を生かし、体験性とエンターテインメント性を打ち出した街づくりを進める。干潟や船着場、水辺に面した広場、テラスなどを設ける
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➊ 東京都港区海岸1-10-30 他 ➋ JR東日本 ➌ JR東日本建築設計 ➍ 清水建設 ➎ 20年5月 ➏ 20年4月~9月 ➐ S造 ➑ 地下2階・地上26階(タワー棟)、地下1階・地上6階(シアター棟)、地下1階・地上10階(駐車場) ➒ 10万2600m2
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 「従来の開発では海側に背を向けがちだったが、水辺(汐留川)に面して広場を設け、劇場棟とタワー棟それぞれにステップガーデン(広場に向けて広がる階段状のテラス)を整備する」(JR東日本東京支社事業部首都圏えきまち創造センターの秋山美帆氏)