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大阪・京都・神戸では、外国人観光客の増加に対応するホテルの需要が都市改造をけん引している。用地の不足から、寺院や放送局との一体開発も現れた。新たな文化拠点や観光施設の開発も多い。

大阪

■ホテル・観光施設・スタジアムなど

20年 W OSAKA
安藤忠雄氏指導の超高層ホテル

 マリオット・インターナショナルのラグジュアリー・ライフスタイルホテルブランド「Wホテル」の国内初進出案件。事業主は積水ハウス。地上31階、高さ117m。客室数337室で、50室がスイート。設計は日建設計、インテリアデザインはオランダのConcrete Architectural Associates BVが担当。安藤忠雄氏が設計顧問を務める。

➊ 大阪市中央区南船場4-25-11他 ➋ 積水ハウス ➌ 日建設計 ➍ 竹中工務店 ➎ 20年10月 ➏ 21年2月 ➐ S造、一部SRC造(制振構造) ➑ 地下1階・地上31階 ➒ 3万5812.16m2
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23年 難波中2丁目開発計画(うちA敷地)(センタラ・ホテル&リゾート)
なんばパークスとの相乗効果狙う

 複合施設「なんばパークス」の南側敷地に建設する地上34階、515室のハイエンドホテル。タイを主とするアジア地域にホテルを展開する事業者の日本初出店プロジェクト。なんばパークスをアクセスの主動線とし、パークスとの相乗効果を高める。高層部の外装は、時間や方角によって多様な見え方をする彫刻的形態とし、素材の変化で上昇感を表現する。

➊ 大阪市浪速区難波中2-11 ➋ Centara Osaka ➌ 大成建設、日建スペースデザイン ➍ ─ ➎ 23年3月 ➏ 23年 ➐ SRC造、S造 ➑ 地上34階 ➒ 3万9128.47m2
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■オフィス・研究施設など

20年 オービック御堂筋ビル
「100m超え」超高層の先駆け

 御堂筋沿道の高さ規制緩和を適用した第1号プロジェクト。高さ116mの超高層ビル。オフィスやホテル、店舗、ホールから成る。タイルや石打ち込みのプレキャストカーテンウオールで、景観との調和を図る。超高層ビルの上層階を占めるホテルは計352室で、三菱地所グループのロイヤルパークホテルズが関西地区のフラッグシップホテルとして運営する。

➊ 大阪市中央区平野町4 ➋ オービック ➌ ・ ➍ 鹿島 ➎ 20年1月 ➏ 20年3月 ➐ S造、一部SRC造 ➑ 地下2階・地上25階 ➒ 5万5753m2
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■学校・病院・その他

20年 安満(あま)遺跡公園歴史拠点施設
2つのレイヤーに現代を重ねる

 大阪府高槻市は旧京都大学付属農場の移転に伴い、その跡地を含めた一帯を「安満遺跡公園」として整備している。この施設は、昭和初期の農場建物群を都市公園の歴史教育拠点施設として活用するもの。「弥生時代の遺構の上に重ねられた近代建築遺産」という歴史性を生かし、2つの時代のレイヤーに現代のレイヤーを重ねる。

➊ 大阪府高槻市八丁畷町 ➋ 高槻市 ➌ expo・森田一弥建築設計事務所・京智健建築設計事務所JV ➍ ─ ➎ 20年9月 ➏ 21年4月 ➐ 木造 ➑ 地上2階(中央館)、地上1階(西・北・東棟) ➒ 1096.93m2
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