2020年7月の東京五輪・パラリンピック大会の開幕が4カ月後に迫った。新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれてはいるものの、東京・晴海では「五輪選手村」の整備が最終段階を迎えている。そしてこの場所は、23年に「HARUMI FLAGハルミフラッグ」という新しい街に生まれ変わる。選手村の建物は内装などをつくり直す前提で、19年から新築マンションとして一部販売が始まった。24年にはタワー棟が2つ完成し、約1万2000人が暮らす巨大な住宅地に変貌する。何もなかった都心の敷地に、ゼロから街をつくるという前代未聞のプロジェクトの現場に突撃し、20年代の集合住宅の在り方を探った。

「HARUMI FLAG」の空撮写真(19年12月時点)(写真:HARUMI FLAG広報事務局)
「HARUMI FLAG」の空撮写真(19年12月時点)(写真:HARUMI FLAG広報事務局)
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海に向かって突き出た敷地の西の先端から、街の東方向を眺めた様子(写真:北山 宏一)
海に向かって突き出た敷地の西の先端から、街の東方向を眺めた様子(写真:北山 宏一)
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HARUMI FLAGの街並み

HARUMI FLAGは建物の外観デザインがそれぞれ異なる
HARUMI FLAGの中心軸になる道路を、「中心広場」の真ん中から南西方向に見た景色。向かって左が「PARK VILLAGE」、右が「SUN VILLAGE」。手前の2つの空き地には、24年にタワー棟が立つ。2020年2月に撮影したもの(写真:北山 宏一)
HARUMI FLAGの中心軸になる道路を、「中心広場」の真ん中から南西方向に見た景色。向かって左が「PARK VILLAGE」、右が「SUN VILLAGE」。手前の2つの空き地には、24年にタワー棟が立つ。2020年2月に撮影したもの(写真:北山 宏一)
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「晴海客船ターミナル」から北の方向を見たときの「PARK VILLAGE」と「SEA VILLAGE」。2020年2月に撮影したもの(写真:北山 宏一)
「晴海客船ターミナル」から北の方向を見たときの「PARK VILLAGE」と「SEA VILLAGE」。2020年2月に撮影したもの(写真:北山 宏一)
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HARUMI FLAGを知る13の数字

  • 12000人(人口)
  • 24棟(建物の数)
  • 5632戸(住宅戸数)
  • 13ヘクタール(再開発面積)*
  • 11社(デベロッパー数)
  • 85m2台(最多住戸専有面積帯)
  • 4900万円台(最低販売価格)
  • 110m(中心広場の直径)
  • 1.5m(共用廊下の幅)
  • 50階(タワー棟の地上階数)
  • 50.3%(敷地面積に対する空地率)
  • 3.3㎞(東京駅までの距離)
  • 220円(東京BRTの運賃)
* 小中学校や水素ステーション、公園、公道などは含まない

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